植物の生命力 | I Love キューバ!!

I Love キューバ!!

時々キューバについて熱く語りたいと思います。

 

 

 

もう枯れてしまったものと思っていたのに

こんな寒くなってから

これほど鮮やかな花を咲かせるとは

驚きました。

 

じいやんが居なくなって放置されていたのを

いつからか、ばあやんがせっせと水をやりはじめ

みごとよみがえりました。

 

葉も、こんなに青々としていなかったし、しおれて

灰色でグッタリしていたんです。

 

 

 
 
こちらはまだ蕾が硬そうですが前者と同じく、以前とは
見違えるほど勢いがあります。
 
 
 
サボテンがこんなに綺麗な花を咲かせることも
毎日水やりしていいことも知らず、無駄な事を
やっていると見て見ぬふりをしていた自分が
恥ずかしくなりました。
 
私がその感動を伝えると、ばあやんはちょっと
得意気でした。
おぼつかない足どりで毎日、玄関先まで出て行き
水をあげ続けてきてよかったね。
 
 
「私、絶対に行かんよ!」
あんな啖呵きったのが嘘のように、入院準備で今朝から
何回も同じことを聞き返し、まるで遠足の前日みたいでした。
 
私のほうも足りないものを買いに行ったりして
気がつけば、いっしょうけんめい世話を焼いています。
 
本人も記憶力が衰え、判断力もなくなってきていることを
わかっていながら引っ込みつかなくなるのでしょう。
血の繋がった親子は意固地になると手がつけられません。
夫は敢えて口を挟まず、私に任せてくれました。
 
いったんその気になれば生真面目に荷物の用意をしようと
取り組んでくれていますが、遅々として進まないようです。
明日の朝、早起き大丈夫かなあ・・・。
 
 
親子でも頭に血がのぼると、こわいことを考えます。
上げ膳据え膳で喰っちゃあ寝えの上、文句ばかり言われた日にゃあ
憎たらしくもなります。
煮詰まって、追い詰め合って、ドツボにはまってさあ大変!!
なんてことにならないよう相手にもうまく着地してもらわないと。
 
そのためにも自分が冷静さを保てないと。どう受け止めて、どうかわし、どんな結末にするか思い描いてみる。
 
 
夫が私に任せたのは、これまでになく良い判断だと思います。とにかく親子そろってムキになりやすいし冗談が通じないし幼稚。直接やり合うと、どんどん白熱して声が大きくなるばかりで傍迷惑なんです。何回も同じこと聞かれて私もイライラするけど、認知症ならこんなのまだまだ序の口でしょう。
 
 
あのサボテンのように元気に生きることをあきらめず、
弁膜症の手術も受けてくれるようにと願います。