たった10万円の命 | I Love キューバ!!

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時々キューバについて熱く語りたいと思います。

もしも「10万円あげるから好きなように使ってもいい」と言われたら、自分の命を差し出せますか?

 

PLAN75という映画の話ですけどね、75歳を過ぎるとその先を生きるか死ぬか、選べる権利が与えられるのです。

 

死を選んだ人には最期の御褒美のように支度金として10万円が支払われ、使い道は自由だとそそのかされます。

 

夫に先立たれ天涯孤独の主人公。

家族がいても長年疎遠で独り暮らしの友人。

老体に鞭打って仕事を続ける仲間。

炊き出しに並ぶ居場所のない老人たち。

 

映画の中に入り込んでいると、安楽死を薦めることが、いかにも救済みたいに見えてきます。

 

劇中では国会で決まったってことになってるけど、どんどん勧誘して安楽死させるって、人殺しをおおっぴらにできるってことだよ?

 

ショッキングな猟奇的殺人事件からの幕開けでしたが血が飛び散るか飛び散らないかの違いだけで殺人にかわりない。

 

おまけに処置された死体から取り外した貴金属を懐に入れ、正当化してしまう都合のいい人間もいる。

 

 

 

 

 

ひどい話だと、主役の倍賞さんが言ってるくらいだもん。

 

でももうそこまで来ているし、実際すでに行われている。

 

治験中で保障できないけど無料にしとくからどんどん注射してね。

小さい子供も妊婦さんも、どんどん打ってね。

って、いやあ、現実の方がもっとひどいわ。

 

 

 

 

人の命ってこんなもん?

生きとったらあかんが?

誰だって、なにかしらひとに迷惑かけて生きてきたはずやんか。

そんな自分を許して育ててくれた人を殺していいわけないやろ。

 

 

 

 

なんのために生きてるのかって?

大きなお世話。

 

動物だってそんなことクヨクヨ考えてないよ。

生まれてきたから生きるだけ。

 

命を粗末にしたらだめ。

そんなんあたりまえのことやろ?