季節は花盛り
花は平和の象徴ですね。
チューリップフェア、花しょうぶ祭り、あじさい祭り・・・
毎年たくさんの人が訪れると聞きますが、個人的には
花見なんてつまらないと思っていました。
でもこうして写真を並べて見ていると、鮮やかでさまざまな色が
気持ちをパアっと明るくしてくれます。
花を愛でる感性は、人間ならではのものでしょう。
動物たちでも綺麗な花を見て、うっとりしたりするのでしょうか。
生態系を破壊せず、自然に育まれた花畑だと良いですね。
ところで、「頭の中も花畑」とは、人を見下す言い方ですが
たしかに今の世の中、平穏すぎて不安になることがあります。
テレビの言うことを鵜呑みにして、いつまで経ってもマスクが外せないどころか怪しい薬にすがりつく勢いなのは何故でしょう。
過去にも薬害などで被害続出した前例が山積しているのに、誰もが忘れてしまったかのようです。政府や厚労省、医者や製薬会社などを信用しすぎるのは危険です。
先日、病院で受診する機会がありました。
内科の先生が聴診器で胸の音を聞きながら「はい、吸って~、吐いて~」って言うあれをマスクをつけたまま何度も繰り返すうちに苦しくなっていったん外させてもらったのですが、一分もしないうちに「そろそろマスクしてください」と言われました。息子くらいの若い先生でした。本気でマスクが感染予防できると信じているのでしょうか。
「鼻出しマスク」に「あごマスク」、スケスケレースのマスクまで
ただの飾りになってます。いつまでやってるつもりでしょう。
「コロナ」が終わると困るのは、この機に乗じて儲けてる人ばかりじゃないようです。めんどうだったいろんなことが省かれて、喜んでいる人は多いようです。町内の行事や祭りも本当は誰もやりたくなかったんです。
獅子舞の練習にも、もともと人が集まらず、青年団の存続危機に迫られ問題になっていたのです。今ならまだ笛の吹き方を知っている人もいますが、このままでは保存会にさえ繋いでいけそうもありません。
なにを大事に考えればよいのか誰もが選択を迫られています。もう判断を人任せにして責任逃れはできません。面倒な事は雪だまのように膨れながら追いかけてきます。
おじいちゃん、おばあちゃんが子供の頃、日本列島がボロボロになるまで爆弾が落とされて、どこもかしこも焼け野原になりました。
それをがむしゃらに働いて、立派なビルディングが建ち並ぶ光景に変えたのは、今、病院や施設に押し込められて家族にも会えない可哀想な老人たちです。
あの時、焼け野原を歩いた人達には、自分達が造ったお花畑も夢のような光景だったことでしょう。
92歳の義父は、明日退院して別の施設へ転院します。やっと受け入れ先が見つかってホッとしているところですが、なんともせつない気持ちです。面会は一ヶ月に一度きり、三名までということです。どんな顔をして会えばいいのか、なんと声をかけたものか、面目なくてたまりません。
義父達が長年の苦労の末、築き上げてきたものが今もろくも崩れ去っていきます。そんなことさえ、もうわからないほど夢うつつの状態で、独りにされて何を思っているのでしょうか。朦朧とした意識の中でも家の心配ばかりしていることでしょう。私達では頼りないと、いつも言っていましたから。お国のために命を捧げる覚悟を「特攻」に志願することで表明し、家族を守ることを誇りに生きてきた人です。志だけでも最後まで貫けたらと願います。
写真は「じゃらん」より拝借