http://macrobiotic-daisuki.jp/syushiho-153166.html
「今年4月に廃止になった種子法。
全国で種子法に代わる条例案が提案
されていることを、ご存知ですか?」より抜粋
種子法は、1952年に、
日本の食料安全保障を目的として制定された法律で、
稲、大麦、小麦、大豆、はだか麦など、
優良品種の確保を 都道府県に義務付けてきました。
が、今年4月廃止になってしまいました。
そして既に、モンサントやデュポンなど、
多国籍企業よる 日本の種子産業への参入が、
始まっています。
TPPやTAGにより、多国籍企業の開発した種子が、
市場に多く出回れば、
農薬、化学肥料の使用は、更に拡大していきます。
モンサント社は、発がん性がある
ラウンドアップなどグリホサポートの農薬を、
セットで販売していく方針です。
さて、種子法廃止と同時に制定された
農業競争力支援法というものを、御存知ですか![]()
この法律には、これまで国や都道府県、
公共種子開発に関わっていた機関の所有していた
種のデータや施設設備などを、
民間企業へ提供する内容が盛り込まれています。
私たちの共有財産として培われてきた
公共種子の情報や、その開発に使われてきた設備が、
モンサントなど多国籍企業の手に渡る恐れがあるのです。
このままでは、安全で大切な日本の種子が消え、
多国籍企業の危険な種子に、
取って代わられてしまうかもしれません。
そこで、条例制定及び種子法復活しようとしているのが、
次の都道府県と市町村です。
独自条例採択:
新潟県 兵庫県 埼玉県 山形県 富山県 新潟県
種子法復活署名及び意見書提出:島根県 宮崎市
条例案準備中及びパブコメ募集中:長野県 北海道
特に、国産小麦の生産量が全国一多い北海道では、
現在、種子法に替わる条例制定に関する
パブコメを募集しています。
道民の方々、パブコメを出しませんか![]()
日本の種子を守っていきましょう。
「北海道主要農作物等の種子の生産に関する条例(仮称)」(素案)に対する意見を募集します。 〆切11/9
また、NPO法人「大豆100粒運動を支える会」では、
食育の一環として、
大豆を栽培する取組みをサポートしています。
小学生のお子さんがいらっしゃる方は、
他の保護者の方と一緒に、
学校に大豆栽培を提案してみませんか。
大豆は醤油や味噌など、様々な食品に加工することができ、
比較的栽培も簡単で、遊休農地の解消にも役立ちます。
種子法に変わる条例が成立されていない地域でも、
貴重な地元産大豆の品種を、都道府県に変わり、
わたしたちの手で育て守っていくことができます。
大豆栽培の活動を続けていくには、
忙しい学校の先生を、保護者の方がサポートしたり、
地域の農家さんにも協力していただくことが大切です。
「支える会」では、栽培で分からない点など、
質問にも応じてくれるそうですよ。