ほんとの日本 | I Love キューバ!!

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時々キューバについて熱く語りたいと思います。

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ほんとの日本へ行きたい。

ここは、まがいものの日本。

資本主義に侵され、置かされ、冒されている。

金銭崇拝、儲け主義、「カネさえあればなんでもできる病」に狂い、

本来の姿を見失っている。

ほんとの日本はどこ行った?



私がキューバ人の暮らしぶりを知って、涙が出るほど感激したのは

日本人の根底にある精神に通じるなにかがあったから。

とても親近感を覚え、懐かしく感じた。

少ない物も、みんなで分け合い、物を大切にして修理して使う。

宵越しの金は持たない心意気。

おせっかいなほどの他人への思いやり。

これこそ人間の、本来あるべき姿だと思った。



日本人には、社会主義のほうがしっくりくる。

出る杭は打たれ、目立つ事が嫌い。

みんなが公平に、平等に扱われるのが好き。

それなのに「カネ」が絡むと、自分だけが得をしようと考え始める。

こそこそ貯め込んでおきながら、そんな素振りも見せずにもっと欲しがる。

もっともっとと、きりがない。



小国のキューバが大国に刃向かって、独立を勝ち取ったキューバ革命。

多くの犠牲者が革命を支えた。

カストロはそのことを痛感しているから自分の銅像を建てることを禁じた。

革命戦争の同志を、大勢死なせた責任を取るには、祖国の改革に人生を

捧げるしかないという決意だったと思う。

大国の搾取にあえぐ貧しい国々を救おうと、ゲバラは世界を飛び回り赤い

キリストとして崇められるようになった。

理想のため、故国アルゼンチンを離れ、キューバの為に命を懸けて闘った

ゲバラ。キューバに長くは留まらず、理不尽な世界に立ち向かって行った。

この正義感の強さにも、日本人の根底に響くものがある。

小国が大国に搾取される図式を覆したい。

日本人の多くが今、大国に搾取されている事にやっと気づき始めた。

路上生活者が増え、貧困のために死者が出るような惨状。



キューバ革命は、命を守るため武器を取るしかなかったけれど、日本の

教養ある若者たちは、そんなやり方は好まないはず。

もう一回戦争して勝たなければ、本当の独立はないと考える人達もいる

ようだけど、人は協力していくことのほうが楽しいってことも知っている。

明るい未来を築くため、本当はどうしたい?日本人。

ほんとの日本になろうよ。