ブログネタ：あなたは、お母さんが何歳の頃に生まれた？ 参加中本文はここから
母は昭和１２年生まれで、私は４３年。母が３１歳の時の出産ですね。
姉はその６年前で、弟は６年後。６つずつ年の離れた兄弟でした。
私は甘ったれのお母さんっ子で、いつもベッタリくっついてたのを覚えています。
幼稚園に行くのをいやがり、母を困らせていました。
どこかへ出かけるにも母が一緒でなければ泣きたい気持ちでした。
母が入院した時も、夜ふとんの中、父のとなりで泣いていました。
でも弟が生まれると、急にお姉ちゃんらしくなって、それを褒められるとますます
張り切って子守りをしました。
「ゆりかごの唄」で弟を寝かしつけるのが得意でした。
赤ん坊の弟をあやしているのが、友達と遊ぶよりも楽しかったくらいです。
それが母の助けになると思うと、いっそうしっかりしようと思いました。
母は、冷たいと感じさせる人ではありませんでした。
父は冷たい人だと、母が口説くことはありましたが。
確かに父は勝手気ままで、家のことは母にまかせっきりにして自分の趣味
に明け暮れている人でした。
７６歳の今も変わらずそうですが、おかげで離れていても心強いのです。
私は父に似たようで、あんなに甘ったれだったくせに夫をほったらかしに
して「冷たい奴」だと言われています。
母をほったらかしにしていた父のことを非難の目で見ていたくせに自分も
父にそっくりになってしまいました。
子供ともスキンシップが少なかったと思います。
じいばあと同居しているとベタベタしにくい面もありますが、私自身がそれを
やりたいと思わなかったのです。
子供が小さい頃は抱きしめると、子供の匂いやぬくもりに幸福感をもらって
いましたが男の子ですし、触れることさえ出来なくなるのは早かったです。
長男は大学生になって一人暮らしですが、めったにメールもしてきませんし
次男は高校生で、親の言うことはうるさくてしょうがないという態度です。
正常に成長してくれてるとは思っています。
ただ、連日のように「お金」と言われると
ピキっとくることもあります。「自分の部屋の掃除くらいしられ。」と言うてても、生返事でいるくせにーーー
先日の休みの日に、友達と一緒に勉強するからと、また昼飯代を請求され
「お金欲しかったら、自分の部屋くらい掃除しられ
」と言ってやりました。すると、黙って掃除を始めました。
綺麗になったか見に行くと、カネは要らんと言います。
掃除の仕上がり具合では、すごく綺麗ならはずんじゃおうかなあと考えていた
のに、要らんとな
「カネに踊らされたと思われたくない
」のだそうです・・・。思わず笑いながら、こんなことを言ってしまいました。
「だって、食べさせるのが親の義務なら、自分の部屋の掃除ぐらい子供の
義務でしょ。」
よっぽど腹にすえかねたようで、無言のまま出かけていきました。
「義務」って言葉は言っちゃいけなかったのかと、少し凹みました。
ああ～、私には愛情が無いのかもしれないなあ～。
義務で作ってるから卵焼きも上達しないんだろなあ・・・。
私のおかあさんは、義務なんて言ったことなかったなあ。
思春期で多感な男子に、取り返しのつかないことをしてしまったの
だろうか・・・。
自信喪失。自分で言った言葉に傷つく私・・・。
でも、ああ言わなけりゃいつまでたっても掃除しないっしょ。
部屋が片付いて気持ちいいのは誰よ。自分やろ。
いやああ～な思いをしたわけだから、言われる前にやるようになるかも・・・。
でも帰って来た息子は、この件に関しては意外とケロっとしてました。
ひとまずホッ（￣▽￣）=３
昨日観てきた「そして父になる」の子どもたち、いろいろ大事なことを教えて
くれていました。
大人の勝手な都合で、子供の心を無視しちゃいけないのは、親にとっての
かけがえのないものを失わないため。
それは子供がくれる、親への愛情です。
「無償の愛」は親から子へだけでなく、子から親へも注がれているのです。
「情」にほだされてはいけない。「将来」のことや「血」のことを考えなくては
と大人達は勝手に決めてしまおうとしますが、「情」がすべてで生きてる子供に
「情」を捨てることなどできますか
大人だって「情」を殺せば人間じゃなくなります。
こんなふうに熱く 語れる私にも、ちゃんと愛情があるようです。
ああ、よかった。
