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映画の舞台は刑務所です。
この刑務所の所長は、罪人達が可愛く見えるほどの悪人です。
神の名を語りながら、暴力で囚人達を支配しています。
世の中と隔絶された塀の中の世界は、まるでこの世の縮図です。
支配者だけが甘い汁を吸い続け、囚人たちは過酷な労働と屈辱
だけを味わわされる・・・。
銀行員アンディ・デュフレーンは妻殺しで終身刑の判決を受けました。
容疑を否認しましたが状況から判断され、信じてもらえませんでした。
無実の罪を着せられたうえ、獰猛な獣の巣窟へと投げ込まれたのです。
到着したその晩、めそめそと泣きだしてしまった新入りは、看守に殴り
殺されてしまいました。
地獄のような状況の中、さらに幾度も幾度も絶望の淵に叩き落とされます。
誰もが自分の正気を保つのに必死な中、彼はなんと他人のために命がけ
の行動をします。
そこにはいつか脱獄する時の為の計算があったのかもしれません。
けれど命がけでチャンスをつかみとったわけです。その勇気には頭が
下がりますし、誰もが信頼を寄せるきっかけにもなったのです。
そして銀行員だったことを最大限に活かし、囚人の身でありながら
やれることを精一杯やって刑務所の中をどんどん改善していきました。
まさに地獄に仏。
彼の灯した光に導かれて囚人達は希望を見ることができたのです。
「塀の中で希望を持つのは危険だ。」と諭してくれる親友もできました。
それでも彼は希望を持ち続けました。
20年も服役したアンディは誰からも信頼を寄せられて、所長の裏帳簿まで
預かっていました。
人間同士、信頼関係を土台にすれば怖いものはないはずです。
けれどもこの所長は、囚人を力で制圧できると過信していました。
暴力と恐怖と絶望だけを与えることで、相手を服従させられると思い込んで
いたようです。
そんなことを続ければ続けるほど憎まれ、恨みを買うだけなのに・・・。
自分のことしか頭にない愚鈍な所長は、アンディの冤罪を証明できるせっかくの
チャンスを、握り潰してしまいます。
これで、この男の運も尽き果てました。
あとは、破滅へとまっしぐらです。
「神を冒涜することは決して許さん!」
自分で言ったセリフに裁かれる時が来たのです。
このあとの顛末は、ぜひ御覧になって頂きたいと思います。
ではでは・・・。(^-^)/