「中国後の世界、いよいよ?!」
少し前の番組『たけしのニッポン人白書』で、サウジアラビアの
一大日本ブームを取り上げていたけれど、前に書いたような
日本人の高い道徳心、『公』を尊ぶ観念(@『多謝!你是非常
喜欢的朋友(大好きな友達です』)に偉く感心し、自国民に
猛省を促しているそうです。
同じく、ロシアのTV番組でも、今回(&関西)の大震災で略奪
が起きなかった事で『別の惑星の話をしているみたいだ』と
番組コメンテーターが言ってるとか、日本人の気質の素晴らし
さ、というのが、当然に今回の震災をきっかけとして世界の人
達に再認識された面は大きいでしょうね。
でも、それだけでなくて、日本の技術力が米国の製造業も支え
ていたし、その品質は代替が効かない、と言う事も改めて思い
知らされた。
クルーグマンやウォーレン・バフェットも最近また、日本は素晴
らしい、世界で最もレベルの高い国だ、というような『こそばゆ
い』評価を述べています。
そして、こんな風に、以前よりも質的な面にスポットを当てた
『Japan as No.1』の声が高まっているのは、中国に対する
『我慢ならねえ』の怒りと無縁ではない訳で。パッシングしてき
た『ショボイ』日本、日の出の勢いの中国、という構図に対す
るリベンジ気運、『やっぱ日本は地味だけどキッチリやってくれ
るぜ』、(台湾統治時代の日本人よりは間違いなく劣化してい
るとは思うけれど)『誠実で道徳心の高いサムライ魂だよ』と
いうのに比べ、『中国4千年の歴史には「公」という観念が存在
せず、「私」だけがある。だから、ふんだんに賄賂を取る。
中国社会は「金さえあれば正義と権力が持てる」という「金」と
「権力」の社会だ。』という不満・怨嗟が、『それに比べて、
やっぱ日本は良いね』に繋がってると思われる。
約2年前書いた記事『中国後の世界』で↓
『2014年というのは、中国の労働人口=15~64歳がピークを
迎える年、裏を返せば、そこまでは人口ピラミッド的に労働人
口=貯蓄(投資)に回せる部分が最大、が最も多い黄金期、と
いう事。それと、国際エネルギー機関(IEA)のエネルギー
需給予測の前提でも、2005~15年の平均GDP成長率が年率
7.7%で、2015年~30年を同4.9%としています。
その間に投資と輸出に引っ張られた粗放的な発展方式は
転換せざるを得ないけれど、NWにも書かれている通り、その
落ち込み分を全て個人消費と国内販売で補完出来るはずは
無いでしょう。』
と書きましたが、この流れは多少加速しているように伝え聞き
ます。
とすれば、今起こっている経済のスローダウンが深刻化してく
る時期と、この老齢化による経済、特に消費への悪影響が
顕在化してくるのが、タイミング的にピッタリ合ってしまう
可能性が高い・・・
結構怖いですね、これは。
日本人が褒められて嬉しいな~などと浮かれてはいられん
すね。
ふんどしを締め直して、チャンスとピンチ、両方の戦(いくさ)に
ワクワクしながら、いざ備えましょ!!


~転載ここまで~
レベルが高いと評価されているのは嬉しいですが、それも
最前線で働く人達のおかげですし、略奪が起きなかった事
も、それだけ飢えと貧困の中、黙って耐え忍んでいる人々
が居るということです。
褒められてホっとしたり、浮かれているのは、そのどっち
とも無関係な、のうのうと暮らしている私達です。
品質をキープしたり外人との商談を必死で繋いできた努力
は、並大抵の事ではなかったはずです。
極寒の地で、ただただ助けを待ちながら亡くなって逝った
方達のことを忘れてはなりません。
彼らに誇りを持って生きる事の大切さを教えられたのです。
いざとなったら日本人というだけで誰でもが、そんな立派
なさまを見せられるかと言ったらそうはいかないでしょう。
普段からぬるま湯の中で暮らしてきた私達が、どれだけの
根性を持ち合わせているでしょうか。
日頃から訓練を積んでいた自衛隊の方々の、被災地での
超人的な活躍ぶりには頭が上がりませんでした。
日本は何もかも使い捨て社会になっています。
国民も政府の使い捨て。
働くだけ働かせたら、あとはポイ゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
そんな政府を運営し続けるようなアホな政治家を選ぶ仕組
から見直すべきだと思います。
『公』を尊ぶ精神。
すなわちキューバのような社会主義国家の実現こそ、本来
日本人のありのままの姿に一番合っていると思います。
今こそ革命だ

ほんまに、ふんどし締め直してかからなあきまへん
