鉄道模型専門店 九州レイルウェイショップ

鉄道模型専門店 九州レイルウェイショップ

福岡県直方市にある鉄道模型(Nゲージ、HOゲージ)専門店です。

100番台/1500番台(九州色)/1500番台(常磐色)の3編成まとめて表題の依頼を頂きました。

今回は、1500番台(常磐色)の加工を紹介します。

 

まだ「TNカプラー」なるものが世に出る以前の製品。

先頭車同士をつなげたくても出来なかった・・・因みにカトー製品は「台車とスカートが一緒に首を振る」構造で実現してましたね。

 

先頭はダミーカプラーです。

 

今よりも高級感を感じる(個人的感想)ブックケース装丁。

カトーのそれに近い感じですね。

 

車体の基本構造は今でも変わりないようです。パンタグラフが直流用をそのまま使っているあたり、カトーの457系と同じですね。

室内を完全に埋め尽くす動力ユニットとおさらばして、ようやくトミックスも動力車のシースルー化が実現した頃でしょうか。しかし、まだモーターが室内に飛び出してます。

 

 

おっと、表題から逸れてしまいました。

 

 

・・・あれから○○年!

現行製品は先頭車にボディマウントTNカプラーが標準装備され、先頭同士が難なく「当たり前のように」つなげられるようになりました。

 

となれば、手持ちの車両も「同じようにした~い!」って、なりますよね。

415系1500番台は久しく生産・販売されていないので、今持っている車両で何とかしたい!というお客様の願いを叶えたいと思います。

 

先頭部はダミーカプラーが取り付けられています。

 

ダミーカプラー部品を取り外すとこんな感じ。

残念ながら、そのままではボディマウントTNカプラーを取り付ける事は出来ません。

フツーはここで「残念でした、諦めましょう」となる所ですが、

往生際の悪い店長が引き下がる訳がありません。

 

パキポキ、ゴリゴリ、ペッタペタ・・・

(切り取る⇒削る⇒接着、という大まかな作業の流れを表現したつもり)

 

詳しくは「企業秘密」という事で勘弁して下さい!

 

 

やれる事はやり尽して・・・

TNカプラー取付、完了!

 

先頭同士が目出度く、つながりました!

 

因みに、こんな感じで取り付けてます。

 

同じ要領で1500番台九州色と100番台も加工しました。

100番台はスカートの形状が異なるので、少し加工内容が変わりますが、ほぼほぼ同様の加工ですね。

 

 

あとは、お客様の元へ「嫁入り」を待つばかりです。

先々週の末に入荷致しました、紹介遅れてスミマセン。

4両基本セットです。

右から2番目は、実車が1両しか存在しなかった

キハ80-900(901)、いわゆる「グリーン車の格下げ車両」

よくまあこんな超マニアック車両を製品化したものです。

 

上:キロ80/中:キハ80-900(901)/下:キハ80

窓割りの変更や屋上の差異もきちんと作り分けられてます。

 

製品化発表当初は正直

「こんな超マニアセット、誰が買うん?」

と思いましたが、実はこの「変わり者」のお蔭で、

編成パターンが4つも作れるという凄いポテンシャル!

以前ブログで3パターンと書きましたが、トミックス製品の説明書を見たら「4つ目の編成パターン」が載ってました。トミックスさん凄っ!

 

「~誰が買うん?」の前言撤回!

トミックスさんゴメンナサイ・・・

 

 

4つの編成パターンを全て網羅するためには

 ①基本セット(キハ82×2、キロ80、キハ80-900M)

 ②増結セット(キシ80、キハ80T×2)

 ③キハ80M単品

 ④キハ80T単品

を揃える必要があります。

 

 

【パターン①】食堂車込の7両編成「にちりん」-A

  キハ82+キロ80+キシ80+キハ80M+キハ80T+キハ80T+キハ82

  (基)+(基)+(増)+(単)+(増)+(増)+(基)

  ※基本セットのキハ80-900M、単品のキハ80Tは使いません

  ※「おおよど」は食堂車込での運用はありませんでした

 

【パターン②】食堂車込の7両編成「にちりん」-B

  キハ82+キロ80+キシ80+キハ80-900M+キハ80T+キハ80T+キハ82

  (基)+(基)+(増)+(基)+(増)+(増)+(基)

  ※単品のキハ80M及びキハ80Tは使いません

  ※トミックスさんの説明書にあった編成例です

  ※「おおよど」は食堂車込での運用はありませんでした

 

【パターン③】食堂車無し、オーソドックスな「にちりん」「おおよど」

  キハ82+キロ80+キハ80T+キハ80M+キハ80T+キハ80T+キハ82

  (基)+(基)+(単)+(単)+(増)+(増)+(基)

  ※基本セットのキハ80-900M、増結セットのキシ80は使いません

 

【パターン④】キハ80-900を組み込んだ「にちりん」「おおよど」

  キハ82+キロ80+キハ80-900M+キハ80T+キハ80T+キハ80T+キハ82

  (基)+(基)+(基)+(単)+(増)+(増)+(基)

  ※増結セットのキシ80及びキハ80M単品は使いません

 

究極的には4編成分を揃えれば贅沢この上ないかも知れません。

 

トミックスのキハ82系列は、先頭車のジャンパ栓/エアホースが別パーツで再現されるなど、HG仕様の中でも更にワンランク上の細密さ。

左下がジャンパ栓&エアホースの部品。

クリーム色の樹脂で成型されているので、取り付けるならエアホース部分を黒に塗ってあげた方が良いでしょう。

お手軽に済ますなら油性マジックでも十分かと。

色が剥げたら、また塗れば良いですし。

 

右が付属パーツを取り付けた先頭車・キハ82。

エアホースは「ミッチャクロン」塗布⇒プラ塗料で塗装、取り付け。

非常に細い部品なので、折損しないよう注意が必要です。

(特に運転士側の2連は取り付けが厄介かと思います)

小型ヤットコがあれば、それに挟んで取り付けると比較的やり易いかと思います、ウチもそうやって付けてます。

 

パーツの取り付けでお困りの方はお気軽にご相談下さい。

(他店ご購入の車両でも、遠慮なくどうぞ)

 

こうして見るとやっぱり、カッコイイ!

これくらいのものを作れるのですから、先般のキハ181系も・・・ねぇ!

 

写真の車両は当店のデモ車として、更に手が入る予定です。

週末くらいには「完成版」をお披露目出来る・・・かな?

 

 

 

因みに当店、入荷分が一気に完売してしまいました。

現品を見たら「やっぱ欲しい」・・・だよね~分かります!!

 

追加注文、出来るのかな・・・


※2010.6.1 誤記修正

こちらもお客様からのSOSを受けたものです。

承った時点である程度の「覚悟」は出来てましたが・・・

 

わーやっぱり!

こちらは783系「にちりん」。

いわゆる「水戸岡カラー」というヤツで2005年発売のロット。

15年ほど経っています。

モーターやギア周りの致命的な問題は見つからなかったので、

電極板の磨き出しと動力台車の清掃&グリスアップを実施。

 

元通りに組立⇒走行チェックを行い、作業終了!

 

・・・と思ったら大間違い。

実は、あと6両居るんですwww

 

★811系

こちらは2003年発売のロット。

モーター部分と電極板の間に入るゴム製シートが死んでました。

ゴムシートはセロテープで応急処置しました。

 

★キハ183系「ゆふDX」

2005年ロットですが、年式の割にはマシな方。

 

 

★キハ185系「ゆふ」

2003年ロット。

こちらもゴムシートは「ミイラ」化してました・・・orz

811系同様の処置を実施。

 

★783系「ハウステンボスみどり」

2003年発売の初回ロット。

メンテ後、組立前の画像を取り忘れてしまいました。

これで勘弁!

電極の磨き出し&動力台車の清掃を実施。

 

★713系900番台九州色

2005年発売。

実車は、真っ赤な「サンシャイン」色となり、今でも現役。

 

ライトが点かん

・・・と思ったら、ライトユニットの電極板が曲がってました。

マイクロ製品は、ライトのON⇔OFFを繰り返すと、たまにスイッチの

部品(スライド板)が電極板を引っかけてしまうことがあります。

スイッチは出来るだけ扱わない方が良いでしょうね。

 

★421系

今回依頼を頂いたマイクロ製品の中では最も古いモノになります。

2000年発売ですから、もう20年経過してます。

こちらは動力台車のツメが片方折れていたので、

ストック品の台車に交換させて頂きました。

 

今回、動力メンテのみの依頼でしたが、念のためライト類もチェックを行った上で車輪の磨き出しを施しました。

 

そんな中、ライトが全く点いてくれなかったのが421系。

ウェイト兼電極板が酸化しているようです。

 

磨き出しを行いました。

結果は・・・

 

バッチリ点灯!

良かったヨカッタ・・・

 

一日で一気に8両のオーバーホールを行いました。

全車両、滑らかに走ってくれるようになりましたヨ!

 

 

少し古いマイクロエース製品は

漏れなく電極板が酸化していると

思った方が良いでしょう。

 

もし走行がイマイチだなあ~と思ったら、

無理に電圧をかけたりせず、

底の方から電極板を覗いてみて下さい。

 

ご自身で「手当」されるのはチョット・・・という方は

当店までご相談下さい。

ここの所増えているのが「メンテナンス」モノ。

外出自粛等で久々に鉄道模型を引っ張り出してみたら

「ギクシャクする」

「動かん」

という事態に出くわして持ち込まれるケースが特に多いようです。

 

今回もそんな車両達のひとつ。

単品時代のものと思われます。

恐らくは同製品の「ファーストロット」ではないかと。

もう40年近く前ですか・・・

 

パンタグラフが直流用をそのまま使ってたり

 

塗り分け部分が滲んでいたり。

 

何といっても

「台車と一緒に首を振る」スカート(増結用)

これは最新ロットでも変わりないという・・・

何だかアゴが外れた人みたいに見えるのは私だけ・・・?

 

 

閑話休題・・・

 

今回の依頼は動力不調との事なので、早速「現状確認」。

 

この巨大なコンデンサは

現在の制御システム上で必要なんですかね?

 

それにしても年季の入ったインテリアですね。

うっすら黄ばんでます・・・

車体のプラスティックも黒い素材ですね(現在はグレー)。

 

動力台車の構造も現在とは異なりますね。

ギアの歯こぼれも無く、これなら軽いメンテで済みそうです。

 

車輪の軸受けも、現在とは構造が異なっています。

 

バラバラにして清掃&注油。

トラクションゴムは劣化していたので交換。

あとは元通りにして完了!

 

 

・・・と思ったら、他の車両に問題発見!

 

 

 

つづく・・・

「再生計画」
と、大口を叩いてしまいましたが、
果たしてどこまで「再生」出来たのでしょうか?
 
1.前面飾り帯&裾の赤帯
<ビフォー>
<アフター>※ウェザリングが入ってます
リペイント(部分塗装)で修正しました。
 
 
2.ヘッドライト/運転室廻り
<ビフォー>
<アフター>
運転室と客室間に仕切りを入れて遮光、ヘッドライトの導光材はワンオフ製作。また運転室内は薄緑で塗装しました。
 
 
ついでにこんな所にも手を入れました。
 
3.座席のヘッドカバー等を塗装
キハ181とキロ180の色差し。以下9両全部、筆一本でやりました。
キハ180組立後
キサシ180組立後
 
4.連結面に幌を装着
トミックスの気動車用幌(品番PH-300)を、少しだけ加工して取り付けました(残念ながら製品のままでは取り付けられません)。
 
5.クーラー/屋上機器のリペイント&ウェザリング仕上げ
エナメルウォッシングとエアブラシ吹付を併用しました。
 
 
いざ、レールオン!
 
走行シーンを動画撮影しました。
KDRのワイヤレスコントローラー(MTCS MINI)&気動車用サウンドアプリ(新型気動車)を使っています。
チョット止め方が強引(思いっきり急ブレーキ)なのはご勘弁を!
DML30系のサウンド、出ないかな・・・
(と、KDRさんを「何気なく」刺激してみる)
 
 
とまあ、こんな感じになりましたが、如何でしょうか?
なお、現品はショップに展示していますので是非ご覧下さい。
 
 
同様の「リフレッシュ加工」を承っております。旧製品を今風にアレンジしたり、塗り替え等でイメチェンしたり…如何でしょうか?