2月に入り野球界ではキャンプイン,春の選抜出場校などチラホラと話題が出てくる時期です。今シーズンは何と言っても今年は田中将大投手の日本球界復帰が一番の大きな話題でしょう。プロ野球選手と言えば、シーズンオフにはトレードやFA,メジャーリーグ挑戦など、今所属するチーム(職場)から他のチーム(職場)に移ることは割と多く、某選手が来シーズンからSチームにいた!とかGチームでは控えに回っていた選手が移籍先のCチームで大活躍!なんてことは日常茶飯事です。
さて、私の場合はというと、経験年数と勤続年数が一緒。つまり、新人の頃からずっと同じ職場。就職して数年は田舎の小さな医療機関でしっかりとした知識やスキルが身につくんだろうか?同じ職場だとマンネリ化してしまうんじゃないか?と心配になることやウジウジと腐っていた時期もあったようにも思います。
しかし、他の職場にトレードに出されることもなく(ソーシャルワーク界隈で1対3の大型トレードなんてあったらビックリ!)、勤続年数を重ねてもFA宣言することもなく(それってもはや転職)、海外に挑戦することもなく(そうなると海外移住やん!)、もちろん、幸いにも戦力外通告も受けていません(一応、細々と真面目に働いています)。
そんなこんなで、勤続年数が長くなると、田舎の小さな医療機関ですから、ご主人さんを担当したかと思えば、次は奥さんという風なケースもしばしば起こりますし、「よねおさんに聞こうと思ってた!あれ教えて!」とか「まだ、大きな病気とか怪我はしとらんけど、あんたには私の世話をしてから辞めてもらわんと困る!」なんて言われることも多くなったような気もします。支援者として嬉しいのやらなんやら・・・。
心配していたスキルや知識についても、研修会の打ち合わせの際に他の病院の支援の実践を知ることは出来ましたし(体感はできませんけどね)、講師の先生から直接、マンツーマンで教えてもらう機会も多かったように思えます。また、協会活動を通じて県内外問わず、いろんな人の成功体験を聞く機会も多かったです。そういった学びからのヒントを得て田舎の小さな病院で取り入れたり、真似出来るモノは真似してということを繰り返していくうちに解消されていきました。こう振り返ってみると、ケースを通した学びはもちろんありましたが、職場外から適度に学びやヒントを得ることが出来たので、同じ職場でも続けていけたのだろうなと思います。
いきなり語りだして、まさか・・・・?と思われた方も多いと思います。
よねおはやめません!やめへんで~!(山ちゃんやめへんでぇー!風:わかる人にはわかる!)
ただ、書籍を紹介したかったんです。ごめんなさい!今回紹介する書籍はコチラ!
「医療ソーシャルワーカーのストレスマネジメント~やりがいをもって仕事をするために~」
本書は医療ソーシャルワーカーの離職の研究とストレスマネジメントに必要な知識(心理学の首尾一貫感覚やレジリエンス等)を紹介しています。また、元気に仕事をするためのQ&Aもあります。
投げる。打つ。走る。跳ぶ。捕る。といったフィジカル面での強さと技術を要求されるプロ野球選手と比べて、私たち医療ソーシャルワーカーは現役でいる期間は長いです(そのキャリアの中で管理職となる方もいらっしゃるかとは思いますが)。諸先輩方の話を聞く限りでは年を重ねるごとに私たちのスキルや知識は円熟味を増し、職場や地域から重宝されるらしいです。もちろん、そうなるためには本人の意識や職場との相性,人との出会いなどの要素も欠かすことは出来ません。この書籍にはこの業界で働き続けるためのヒントがたくさん書いてあります。ヒントの中に県協会を上手に活用するといったことも書かれています。初任者から管理者までそれぞれの立場で学びを得ることが出来る一冊だと思います。
よねお