トリック・ア・トリートみなさまこんにちは!よねおでございます。
明日はハロウィンということで例年であれば各地でイベントが催され、コスプレをした多くの人が賑わい楽しむ一日になるのですが、今年は残念ながらコロナウイルス対策でイベントを中止しているところが多く、おうちやWEBで楽しむ方が多いるようですね。
さて、話は大きく変わりますが、ハロウィンのように1年の中で楽しみにしていること(いわゆる季節のイベントや商品等)は皆さんにはいくつありますか?私の例を出しますと、春は本屋大賞,夏は甲子園,秋はドラフト会議,冬はプロ野球選手の契約更改・キャンプイン,芥川賞(初夏・冬)というように、本と野球(野球がやや強め)を楽しみに生活を送っております。このような楽しみにしているイベントごとの中の一つに「厚生労働白書」があります。だいたい秋ごろ(9~10月)頃に発行されるのですがこれを読むと「あぁ、秋だなぁ。年末に近づいてきたなぁ。」としみじみと1年の早さを感じます。
えっ!そんなことしないって?!社会福祉士の国家試験の勉強のときに聞いたことはあるけど実際には読んだことない!?
あすなろ白書や幽遊白書は読んだことあるけど厚生労働白書は読んだことない?!(あ、世代がバレますね 笑 )
それは大変です!この白書の素晴らしさを誰も望んでいないかもしれませんが、勝手にプレゼンさせていただきます。(※自身や身内が厚生労働省に勤務しているわけでもありませんし、厚生労働省のポストを狙っているわけでもありません 笑 )
厚生労働白書は年度ごとの社会保障(医療・福祉・労働)についてまとめられたものであり、人口や社会保障費の詳細なデータとこれからの見通し,社会問題に対する政策的な取り組み,先駆的な実践例などが書かれています。白書の構成は1部と2部に分かれており、1部は各年度ごとのテーマに沿った課題や政策とそれらの展望を整理されています。今年は「令和時代の社会保障と働き方を考える」ということでザっと目を通したところ、これまでの(平成時代の)高齢化に伴う世帯や社会の変化・社会的な課題,コロナウイルス対策,多様な働き方などを論じているようです。
第2部では社会課題とそれらに対する政策的な対応の報告が多岐にわたって書かれています。社会保障の今を知るのにはもってこいの内容です。それに加え、先駆的な取り組みを紹介するコラムや各制度の概要などの資料集などもあります。
私がおススメする厚生労働省の使用法は2つあります。
一つは実践発表のプレゼンやレポートの導入部分を書くときに使います。
厚生労働白書のデータを使うとなんだかしっかりしたイントロになりますし、厚生労働白書で取り上げられた話題と発表を行う実践をつなげることで社会的な意味合いも強くなります。
もう一つは学習の素材としてです。
現場実践にいるとどうしてもミクロな視点で物事を捉えてしまいがちです。目の前にいるクライエントの支援を一生懸命するのは当然ですが、その一方で目の前にいるクライエントが抱える課題や我々の実践的な課題はどのような類のものかを捉える視点も時には必要だと思います。よくよく考えてみると、・私たち医療ソーシャルワーカーの学問的背景は社会福祉学です。この学問は実践と政策の両輪で成り立っており、そういった意味で考えると医療ソーシャルワーカーが政策的な視座を持つことも非常に重要になってくると思います。
と、長々と厚生労働白書について述べさせていただきました。よねおでも意外と真面目なことも言えるんですよ(笑)
第1部の概要版だけ、発表資料を作成するときに関心のある部分や必要のある部分だけを読むだけでもいいと思います。意外と面白さに気づくかもしれませんよ!
さぁ、明日はハロウィンですよ!それぞれにお楽しみください!ハッピーハロウィン
よねお