こんにちは、二回目の投稿 しもしもです。

コロナ感染拡大は収まることを知らず、各施設面会制限が強化され、入院中の患者さんやそのご家族の不安も高まるばかり・・・。医療ソーシャルワーカーとしてその思いにいつも以上の配慮をしながら仕事をしていると思います。皆様、お疲れさまです。

 

今回も本の紹介です。

どこの病院でもその傾向にあるかもしれませんが、「退院支援」が医療ソーシャルワーカーの仕事の比重のが主なものになってきているように思います。私が勤務する病院においても毎日「退院支援が必要」と判断されたスクリーニングシートを元に、7日間内の面接→カンファレンス→退院支援計画書の着手へと、業務(相談援助ではなく)に追われているように感じてしまう時があります。経営面においても「退院支援加算」の算定件数で医療ソーシャルワーカーの業務が評価されがちでとてもやるせない思いをすることもあります。DPCの関係上「病名」で入院期間が決まり、「病床コントロールのために退院支援をしているんじゃないか。。。」そんな風に感じて仕事をしている医療ソーシャルワーカーさんも多いのではないでしょうか。

 

この度紹介させていただく本は

「ケアマネジメントのエッセンス~利用者の思いが輝く援助技術~」 です。

 

この本はケアマネージャーさんの必読本になっています。

基本的な援助技術、援助者としての姿勢・インテーク面接・アセスメント等…が、とても分かりやすく丁寧に書かれています。

「えっ?この本は医療ソーシャルワーカーにとっても必読本では?」と読んで思いました。

「個別化」「傾聴」「利用者主体」「自己決定支援」「人権の尊重」「利用者の力」聞きなれた言葉達ですが、改めて医療ソーシャルワーカーの仕事の本質を振り返るのもいいのではないでしょうか。また、ケアマネージャーさんとの連携にも参考になると思いますよ。

 

「そう!医療ソーシャルワーカーは相談支援の専門職です!」

 

日々の業務に押しつぶれそうなるかもしれませんが、自分たちが相談支援の専門職であることを忘れないで患者さんを支援していきましょう。まだまだ暑い日々が続きます。自分の心と身体の管理にも気を付けてください。