気がつけば、医療ソーシャルワーカーになって30年。振り返れば、いつも、私の近くには、素敵な尊敬できる方々がいる。経験の浅いときには、素晴らしい先輩方がいて、今もご縁が続いている。経験を重ねた今は、先輩方に加え、優秀で熱い思いを持つ、私よりも若い方々とのご縁が増えた。このすべてのご縁は、私にとって何事にも変えられない大切な宝物だ
先日、ある研究会で「自分にとってのロールモデルはあるか?」の質問に、ほとんどの参加者は「うーん」と考え込んでいた。私にはすぐに、医療ソーシャルワーカーとしてのロールモデルや社会人としてのロールモデルなど、今までのご縁の中での先輩方の顔が浮かんできた。きっと、多くのその研究会の参加者は、「ロールモデル」を意識する間もないほど、日々の業務に追われているのかもしれない。また、一方で、私たちが専門職の団体として、ロールモデルとは言わずとも、キャリアデザインを考えるヒントになるような企画を積極的に研修に取り入れたり、キャリアデザインのイメージを会員に提示できていただろうかとも考えた。
今、九州協議会 教育研究部会で取り組んでいる「キャリアラダー」には、みなさんが
自身の医療ソーシャルワーカーとしてのキャリアデザインをイメージできるものを作りたいと考え、担当者で取り組んでいる。
忙しいなかでも、ほんの一瞬立ち止まり、深呼吸してほしい。そこには、今まで気づかなかった輝きが見えるかもしれない。
私も大きく深呼吸今後の自分を想像しながら、これからもキラキラ
をみつけたい。
ヤム