こんにちは、タップです
私は縁あって、看護学校で非常勤講師をしています。
4月から授業を開始していますが、学生全員がマスク着用で聴講しています。感染防止の観点からグループワークは禁止です。学生の反応は目の動きのみ。
40名の学生が全員マスクで、こちらを見ている光景に最初は若干の恐怖すら感じました。
(余談ですが、認知症の方とコミュニケーションを図るときは、マスクを外して表情が見えるように話をすることが大切と、ある研修で聴いたことあるけど、マスク着用したフォルムって恐怖心与えるんだわって疑似体験した気分になりました)
改めて、伝えることの難しさや、コミュニケーションに表情という情報がいかに大切かを痛感しています。
先日、初のリモート授業を行うことになりました。eラーニング等で視聴する側の経験はありますが、講師は初めて。「おいおい、機械弱いんだよ…どうすりゃいいんだよ…
」と数日前から緊張していました(実は超ビビリな私)。
当日、いつもなら40名ほどの学生が座っている教室に1人。学校の先生に操作方法のレクチャーを受けて、ガラーンとした広い空間かつ無音の中での授業開始。
相手の反応が全く分からない中での授業は正直、不安な気持ちでいっぱいでした。
「私の話、伝わってるかな」「聞いてくれてるかな
」「思い、届いているかな
」
不安な中で進む時間。休憩をはさんで再開。
数分後、突然「先生」と声が。「へ
どっから声が聞こえてるの
」と焦る私。
想像してみてください。PCから「先生の声、聞こえませんミュート外してください」と、学生から指摘され、だれもいない教室で一人あたふたするおばさん(=私)の姿…ただただ痛い
変な汗をめちゃめちゃ掻きながら、なんとか授業終了いたしました
よくよく聞けば、学生とのコミュニケーションもある程度とれる仕組みらしい。(会話もできるし、「手を挙げる」というボタンがあって、それを使えば理解度もある程度把握できるらしい。)なんでも、「理解する」って大事ね
COVID-19感染拡大に伴い、各県協会の研修計画も大幅に変更せざるを得ない状況になっています。リモートシステムを活用した研修提供を模索している協会や実際企画運営している協会もあります。今までの価値観(研修=集合研修という概念)から脱却して、いろんな可能性を考えていく想像力・発想力が求められているのだと感じています。
『ピンチをチャンスに変える』それは今なんだなって。
自分の考えをリセットして、ゼロ思考で一から物事を考えていく。そんな時間をもらえたんだと、この状況をポジティブに捉えていこうと思った夏の日でした