三日目は晴れ。風もかなり収まって、ようやく今日はまともにハチ採集ができるはず……。
外村たちが昨日申し訳程度に仕掛けたピットホールトラップ(落とし穴トラップ)を見るも、本当にただの一匹も虫が入っていなかったそうです。はいカブリモドキの望み消滅―。
とりあえず私は植えてあるツツジに来ているハナバチとかミツバチとかを、前二日間で
まともにハチが採れなかったストレスの発散と言わんばかりにばっさばっさと採りまくりました。まる。
また、昨日よりさらによさげなパントラ設置場所を見つけたので、悪あがきの様に仕掛ける私。写真撮ってねえ。
そして「ハチならここがいいよ」と言われていたものの、昨日は風が強くろくに採集ができなかった岬へ。

打って変わって超いい天気。波も穏やか。
昨日は転がっている材をみて回ったのですが、あんまり虫がいなかったのでもうちょっと先端のほうに行ってみることにしました。
そして私は
大きな勘違いをしていたことに気が付いたのでした……。
ひょこひょこと岬の方へ歩いていくと
あ、
ああ、
ああああああ、
ああああああああああああああ!ハチが! いっぱい! いる!!!興奮しすぎて写真を撮れていないのはご愛敬。
昨日我々は岬の途中で車をとめて採集していたのですが、周りはマツとかばっかりでササ系もなく(ササにはヒメバチとかの類が隠れているのでスウィーピングするポイント)、「
これのどこがハチ的にいいんだよふざけんなおかしいな。環境が変わったのかな。それとも探し方がいけないのか……?」と思っていたわけですが一つ奥だったんですね~。失敗失敗!
奥は植相が一変していて、カシワの木がたくさん生えていました。カシワの木は
花外蜜腺と呼ばれる、花じゃないところに蜜を出す腺があって、これにハチが集まるのです。
私がヒャッハーしながらハチを採りあさっていると、明らかに
異質な何かがゆっくりと前を横切った。
あ、
ああ、
ああああああ、
ああああああああああああああ!ウマノオバチが! 目の前に! いる!!!
しかもド完品。
しかもよく見ると結構飛んでる!
不肖私、ウマノオバチ初採集であります。いやーいい虫だ!
ちょうど「ウマノオバチは伊都キャンで採れるから、採るといいよ?」という某先輩からの
あおりありがたいアドバイスをいただいていた直後でした。伊都キャンなんかで採らないもんねっ!

ちょっと鞘がほどけちゃったけど、完品です。こういうときマッチの箱を置きたいんだけどあいにくうちにはなかった……。

顔。かわいい。
いやーいいもん採らせていただきましたわー。
ほんとはもっといいハチもいたのかもしれないけれど、もうこいつで私は満足です。
正直ツシマオサよりいい。その後いいお年のご夫婦(? もしかしたら失礼にあたるかもしれません)でむしとり(網を持っていらっしゃったが写真と観察がメインっぽい)している方がいらっしゃったので少しお話をすると、やはりまだ少し時期は早いらしい。今年は時期が早くなっていると踏んだけど、それでもまだ早かったか。
こういう風にむしとりに付き合ってくれるような相手と結婚したいものです……。
ここで夏が来るのをずっと待っていたかったのですが、残念ながらタイムアップ。
その後超特急でパントラを回収するもなんとさっきしかけたやつのほうが成果がよさそう……。ごめんね先輩?
その後レンタカーを返し、無事船のチケットも取れ、船着き場のおっちゃんが荷物を置いといていい、と言ってくれたので、一人対馬メシを食べていない池田君の
強い主張の下厳原の町を散策。
さあとうとう伏線が回収されますよ……!
我々が到達した島メシ、それは……!
つしまば~が~(ドラちゃん風に)!
そう、対馬でも特産バーガーがあるんですね。そういえば対馬は長崎だった。
それにしてもこの辺特産バーガー多すぎない?

この対馬バーガー、パテの中に対馬特産の
長いひじきがはいっており、さらに
イカも乗っているという海の幸バツグンのハンバーガーなんでゲソ! とても美味い。
全体的に貧果であった今回のプチ遠征ですが、これは新歓採集。
新歓採集はハンバーガーを食べるのが目的……。はからずしも我々は
最も重要な目的を達成することができたのです(錯乱)!
三日目はこれで終わり。やはりカブリモドキ、ヒメダイコクを
私が独占採集して羨望のまなざしを受ける新入生に採らせてあげられなかったのは申し訳なかったかな。
私は小さくなっていく対馬に手を振りながら、リベンジマッチを固く決意したのでした……。