大学受験制度が変わろうとしていることもあり、ちょっと大学受験を思い出したので、記事にしてみようと思います。

 

まずは現代文。

この科目は塾講師でも担当していたので思い出深いので、1発目にしました。

 

自分は予備校に行っていなかったので、テクニックとかは知らず我流なのですが、受験はもちろん進学後の論文の読み込みなどにも使えたので、的は得ているかと思うので紹介いたします。

 

まずはじめにですが、私は数学が最も得意で好きと言う意味では理科系の科目が好きでした。

(中学の時に物体認識論に興味を持ったので文系に進みましたが。。。)

そのため、もともと、現代文は大の苦手でした。

 

しかし、あるときに気が付いたのです。

「現代文って物理と解き方同じじゃない?」と。

これが大当たりでした。

 

どういうことかと言うと、問題文(文章)を読んで絵が描けたら勝ちということです。

よく筆者の言いたいことを把握すると言いますが、これはとどのつまり絵が描けたかどうかだと思います。

 

例えば、和洋二元論の論説文なら、和と洋をどう仕分けているのかの基準をワンフレーズで余白に書き、次々に出てくる具体例を和と洋の箱に入れていくイメージです。

要は、あるなしクイズのイメージですね。

自分の仕分けと筆者の仕分けが合っていれば自分の理解と筆者の考えは合っているわけです。

 

また、よく傍線が引かれる比喩的表現について問う問題は、正に絵が描けるかどうかです。

傍線部分の絵を描きます。

あとはそれを言葉にすればいいのです。

このとき、よく傍線の近くにある言葉を弄くり回したような回答が散見されますが、これはダメです。

文中の言葉を使うのは大事ですが(特許のクレームを明細書に基づいて解釈するのと同じてすね)、大事なのは表現が合っているかどうかではなく、筆者の思想が表現出来ているかです。

言葉にできていたら、それはもはや解答なので、先ずは絵を描くのです。

絵が描けたら大きく外すことはなくなり、合格点は最低でも取れます。

 

実はこれ、仕事でも役立っています。

特許は、クレーム(抽象的でわかりにくい傍線部分的存在)、図面、明細書(本文に相当)の三点セットから成るので、現代文の問題を解く感覚に似ているなぁと思います。

 

このように、現代文の問題の解き方は仕事でも役立つと思います。