自己紹介で書いた「マールブランシュの物体認識理論」について。

 

元々、文学部を志したきっかけは、この「マールブランシュの物体認識理論」でした。

当時は、バリバリの理系脳だったので、中学時代は「文系=理科系科目が理解できないおつむの残念な方々」と思っていました。

 

しかし、中学時代に、「目の前に学習机があることを証明してみろ」と先生に言われたので、手で触って、「ここあります」といったところ、「それは頗る主観的で客観性がない」と言われました。

「じゃあ答えはなんなのですか?」と先生に聞いて返ってきた答えがマールブランシュの理論だったのです。

このとき、文系科目の面白さと魅力を知りました。

 

さて、「マールブランシュの物体認識理論」とは何かというと、人間の認識や物体の運動には神が介在しているということです。

つまり、目の前にあるモノがどんな大きさでどれくらいの位置にあり何色かということは神がまず感受し、それを人が認識するということです。

神が介在するので、目の前のモノの大きさ、位置、色は自分だけの認識でなく、他人にも同じように認識できると説明できるわけです。

 

中学生の頃は、この研究がやりたかった!

しかし、親の説得はできず、文学部なら金は自分で出せと言われ、断念。

そして、某地帝大法学部へ。まあこれはこれでよかったかな。