太陽の存在



心って

ずっと幸せだと


それを幸せだと

認識することが

いつの間にか

出来なくなってくる


一番厄介なのは

それに自分が

気づいてないってこと


小さな頃の

記憶が曖昧なのは

その為かもしれない


眠る家があって

御飯が食べられて

お風呂まで入ることが

出来て


文句を言っても

それらが

けして やむことはない


まるで 照らし続けてる

太陽のように


時折、暑すぎて

うっとうしくなるけども・・・


もう少し待ってください

私たちが その存在に

気づくまで


もう少し待ってください

どんなに大変な

事かを

自覚するまで・・・


ありがとう

お母さん


詩集 天使の囁きより