女郎蜘蛛さんの ニッチジャーニーVol.2
📗【トルクメニスタン・ファンブック】が
読み応えあったので
その後に🇺🇦ウクライナも欲しくなり購入しました🛒
著者の平野高志さんがこの本を書いた時は、クリミア半島は実効支配されていたものの、ここまでの危機が迫っていなかったので
✨美しい街並みの📷写真も多く、また、歴史や文化も詳しく説明されていて📖
まず最初に思ったのですが
「この平野さんに🇺🇦ドラマ【国民の僕】の翻訳して欲しかった〜
」と思いました(笑)
(英語字幕を日本語にしただけなのかしら？Netflixアルアル？)
実は日本語字幕がとても雑で…
…
特にシーズン２はかなり酷く、男言葉↔️女言葉や敬語↔️タメ口等が、見ててとてもチグハグで違和感あり
それに、ニュースで登場する専門家の多くは、🇺🇦ウクライナでなく、🇷🇺ロシア研究の専門家の方が多く…
確かに皆さん、旧ソ連研究者なので、もちろんウクライナも範疇ではあるんでしょうが、
ロシアのフィルターを通して…という感じが拭えない気がしていましたし、
更には無知なコメンテーターが、無責任な発言しても💬、あまり訂正せず進行して……
(時間が足らないからだとは思うけど💧)
しかしこの本では📖、例えば母語がロシア語でも「親露」とは限らないという辺からもデータと共に詳しく説明され、
🌻広大な🌾🌾穀倉地帯の生産性や、🛩軍需産業など、旧ソ連の中でも自給率の高い📈潜在産業があるのに、独立からかなり📅経っても経済が停滞している理由など📉
また、平時でも重要なインフラの📡通信環境で、正確な情報が何より必要な現在、
ここ数年のウクライナはIT大国でもあり📱✨
今回のロシア軍に対し、📱IT軍を設立し🛰️直ぐにサイバー攻撃
にも成果を出したり
民間ドローン🎮を募った情報戦の効果も、有事の際に迅速に進められたのは、こういった下地が有るからかのか？と納得したり🤔
…しかし、残念ながら戦況が長期間に及び、軍備の数では圧倒的に不利なのと、侵略されている以上、庭が戦場になり常に追い詰められ、武器が足りない事には……
ところで、３年前に安倍前首相は会談でゼレンスキー大統領に
…やはりただの社交辞令？とにかく🇺🇦ウクライナとしての歴史から現在の政治、経済までを丁寧に描かれ🖊、著者の「ウクライナを正しく知って欲しい💙💛」という気持ちが伝わりました✨
そして、中でも特に興味深かったのが
現在の🧑🤝🧑人口比でいえばそれほど多くはないクリミア・タタールについて、とても詳しく載っていたのが、個人的には嬉しく
📘
8年前に実効支配されたままのクリミア半島といい、やはりウクライナ人のアイデンティティの中で大きい存在なのかと思いました。
(ここから先はその辺の話ばかりです😅)
🇹🇷トルコドラマ【オスマン帝国外伝】でクリミア・ハン(1441〜1783)に興味を持ち、調べた時も🔍
👳♂同じ📛名前が多いのと💧、カタカナ読みがそれぞれ違って紛らわしいのと(他の国でもややこしいのは同じだけど💦)
📚書籍も、図書館で検索すると、🇷🇺ロシアや🇲🇳モンゴルの本の方が数も多く、分かりやすかったりしましたが、所詮一部扱いで……
でも📖この本では、チンギス・ハーンの末裔から、クリミア・タタールに始まり、
スターリン時代の中央アジアへの強制移住、そして半世紀後の念願のクリミアへの帰還、
また🚩タタルスタン共和国のタタール人との違いなども詳しく
(タタルスタン共和国は2018年🇷🇺ロシア⚽ワールドカップでの🇯🇵日本代表の合宿地だったので、結構テレビでも取り上げてましたよね？)
そして、クリミア・タタール料理の中で、探していたものがありました
カヴェ/Qaveこと、トルココーヒー
☕✨
【国民の僕】で、ジェズベで自然に☕トルココーヒーを淹れていたので、きっとタタール系ではない(と思われる)人でも、浸透してるってことですよね？
でも「ウクライナ コーヒー」で、検索しても🔍、
ルシアンコーヒーばかりで(🥃ウォッカを入れるのかと思ったら、🇦🇹ウィンナーコーヒー(メランジュ)に近い？)
全然トルココーヒーは出てきませんでしたが
この本で「見つけた！☕
」と思いました(笑)
それにバクラヴァ/Baqlava は、タタールでなく
ウクライナで最も一般的な家庭風デザート。
お祝い事には必ず出てくる。
とあったし(笑)、他に🍆イマム・バユルドゥや🍇サルマも、そのまま📛伝わっているようです
そしてなんと📖見開きで2ページにわたり…
🇺🇦アナスタシヤ・リソウシカ (Aнаcтaciя Лicoвcькa)
またの名を…🇹🇷Hürrem Sultan!
📛ヒュッレム スルタンが登場
以前もどこかで書きましたが、奴隷から👸皇后になる大出世をした祖国の憧れのヒュッレムは✨、現在でも人気が高く
子供に📛ロクソラーナと名付ける事も珍しくないそうで、
出身地(ロハティン市)には、地元の偉人として像も建てられ🗽
ヒュッレムの切手📮も発売されてた(1997年)そうです↓(画像下)
📖
……マウリポリにはヒュッレムとスレイマンに因んだ🕌モスクも建てられましたが
…もう爆破されてしまったのかしら？
あったとしても、もしかして🇷🇺ロシア領に？💦
🧿アーミン🧿
それから、現在は原発で有名になってしまったザポリッジャ / Zaporizhia(ザポリージャ)は、
17世紀は、💪ザポリッジヤ・コサック達の活動の中心地だったらしく、こんな絵も載っていて↓🖼
そして📖コサック(ウクライナ人の先祖)の歴史によると………
1624年、この頃クリミア・ハンでは、👬兄弟の👳♂メフメト・ギライと👳♂シャーギン・ギライが権力の座を巡り対立し、双方ともザボロッジャ・シーチに協力を求めた。
この時コサック部隊は、クリミア南部のカッファまで進入し、この👬二人のギライに協力をしている。
この際、シャーギン・ギライがコサックの頭領(ヘトマン)に対し、将来の支援を約束したことが確認されており………
📖
スルタン👑アフメトの時代は、属国とはいえギライ兄弟は下僕呼ばわりされ、🏰ルメリ・ヒサルで幽閉の身で(亡命してきたから？)
許可なく外出もできず🚷、手紙も書けず、武器も持てず、自由もない軟禁状態に不満をぶつけ
弟メフメト・ギライは、そこまでではなく
なんと不遜な」
ありますが、👑アフメトが頼りなかったからか、私、ギライ兄弟結構好きで↑このシーンも良かったし(笑)でした。
でもシーズン２では………
息子が夭逝していた👑ムラトは、死ぬ間際、弟イブラヒムを殺し、代わりに🇺🇦クリミアハンの皇子を即位させようとしていたらしいので、
ギライの子孫が出てくるか？と思っていましたが、(確かに最後に台詞では出てきた💬)
結局シーズン２ではクリミア王子は誰も出てきませんでした。
話がクリミアに偏ってしまったので、最後に🇺🇦ファンブックに戻ると、気になったのが、表紙の右のワイルドな男性↘️
のまま💦