本題の前に………前回、🇺🇦マウリポリにある🕌スルタンスレイマンモスクに触れた記事を見掛けたと書きましたが↓

 

 

ブログを書いた後、📰新聞を読んでいたら、この↑サイトにも載っていた新刊📕『ハレム』が紹介されていて📰ハッ著書の小笠原弘幸氏が若くて驚きました(笑)

 

私も氏の著書📗『オスマン帝国』📗『オスマン帝国英傑列伝』を持っていますが、もっとお年を召した方だと思っていました💦

 

 

そしてこの日の新聞の、別の方のコラムで📰

🇺🇦ウクライナ侵攻が始まってから、元🇷🇺ロシア語通訳者でエッセイストだった、故米原万里さんの📕『ロシアは今日も荒れ模様』を読み返したとありひらめき

実は最近私も同じく(笑) 米原さんの本を何冊か読み返しました📚🥰

きっと、他にも故人の📖本を読み返したり、声を聞きたいと思った読者は多かったのではないでしょうか?

 
エッセイストは山ほどいますが、米原さんの場合は、ペレストロイカ直後の🇷🇺ロシアを舞台に、何度も🌍国際会議で、エリツィンゴルバチョフの同時通訳を務めた方で、

ご存命であれば、今回の🇺🇦ウクライナ侵攻について、どこかしらメディアで意見を求められていたと思います。

(佐藤優氏を見ないと思ったら、現在💉闘病中らしいですね病院…どうぞお大事に🛐)

 

 

去年も無印で、たまたま📗「米原万里」を見掛けて購入し「そうそう、こんな事書いてあった!」なんて思いながら読み↘️

5年前に文藝別冊で↖️これが出版された時は嬉しくて即買い📙🛒イエローハーツ
 
でもこれは、どちらかというと、故人を偲んだ思い出話のようなのが多かったなか、終盤にあった🇰🇷韓国で出版された経緯等が興味深かったので紹介します。

 

最初、🇰🇷翻訳者イ・ヒョンジン(李賢進)氏が

📕「魔女の1ダース」を読んだら面白くて「是非とも韓国語版を出版したい」と直談判し、

話がまとまりかけた翌年に、残念ながら万里さんが永眠🛐

 

そこで一度は白紙になったそうでしたが、

📕【嘘つきアーニャの真っ赤な真実】

(韓国版=🇰🇷『プラハの少女時代』)の出版にこぎつけたそうです。

 

もちろん現地では無名でしたが、最初は目利きの読者達の間で話題になり、

🖊ジャーナリストの高ジョンソク氏は、ご自身の著書📗『高ジョンソクの女たち』の中で、紫式部やマリー・アントワネット等に並び、米原万里を加え、

「私は万里の忠誠なる読者である」と記したことにより

「米原万里って誰だろう?」とジワジワ知名度が広がったそうです。

 

また、某放送局の演出家の李ジョンフム氏は、兵役を終えた後、📕【嘘つきアーニャ…】に出てくる友人ヤースナの故郷、🇷🇸ベオグラードに興味を持ち、飛行機40日間の東欧の旅に出て帰国すると、2008年に、

📗『午後5時、東ヨーロッパの街角を歩く』を出版し、その裏表紙には

 

全ては1冊の本から始まった。米原万里が描写したベオグラードに惚れ込んだ

 

と、紹介したそうですが、その気持ち、わかります爆笑!!(笑)

 

私が🔰初めて買ったのは、先程のエッセイ📗【ロシアは今日も荒れ模様】でしたが、その後、没後何年も経ってから読んだ📗【嘘つきアーニャの真っ赤な真実】は、長々と感想文を書いたほど(笑)ハマりました。

 

これは、NHKの番組で📺万里さんが🇨🇿チェコスロバキア🇸🇰(まだ分裂前)🏫在学時の友達を探し👩‍🦱👩‍🦰👩‍⚕️、30年ぶりに再会したノンフィクションですが、小説のように面白く、

これを読んでから、他の本も集めて読みましたが📚↓

他は、エッセイということもあり、何となく物足りなさを感じたほど………

また、私は一時期、⚽ユーロや欧州サッカーにハマり、元日本代表監督のイビチャ・オシムストイコヴィッチ関連の本を読み漁り、旧ユーゴスラビア(🇷🇸🇽🇰🇸🇮🇲🇪🇭🇷🇦🇱🇧🇦)に興味津々だったこともあったので、とても行ってみたかった🇷🇸セルビアの首都ベオグラード🏰(未だ行ったことない😅)

 

…そして、ベオグラードが「白い都🏰」と呼ばれるようになったのは

オスマン帝国が🇷🇸ベオグラードを陥落した時がきっかけ。とあったので、📺オスマン帝国外伝で、初期にベオグラードの遠征で出てきた時は「この時か電球」と思いましたスター

(あと高官の出身が、ほぼバルカン半島なので、其々サッカー選手をイメージ(笑))

 

あと李ジョンフム氏が、どんな番組に携わっていたのかも知りたいし📺見てみたいですね(笑)

 

それに📖小説や📺🎥ドラマの舞台は、どんな観光案内よりも惹かれますよね?

最近で言えば、正に🇹🇷イスタンブールがそうだし爆笑(笑)

🇰🇷韓国ドラマにハマった頃も、ドラマのロケ地巡りや

🇦🇪 ドバイは🇰🇷「花よりおじいさん」のハラボジ達の足跡巡りでしたから…😚💦

 

 
そして、先程の米原万里さんの🇰🇷韓国語版の話に戻ると💦
それでもまだマニア的な読者層で初版のみだったのが
📙【旅行者の朝食】(=🇰🇷『美食見聞録』)が2009年に発行されると、
韓国の🍜グルメブームと重なったこともあり、👩‍🍳料理本コーナーや、題名から人文書コーナーにも並べられ、発刊一ヶ月で重版になり、ブレイクしたそうです🎉
 

📗【旅行者の朝食】は、なんと言っても

 この中の『トルコ蜜飴の版図』が一番有名ではないでしょうか?(笑)

 

万里さんが🔰クラスメイトに🥄一口貰って食べた👄ハルヴァ

おいしいなんてもんじゃないラブ
 こんなうまいお菓子、うまれてはじめてだ
 初めてなのに、たまらなく懐かしい。

 
 噛み砕くほどにいろいろなナッツや
 蜜や✨神秘的な香辛料の味が
 わき出てきて混じり合う。」

と、それまで好きだった「トルコ密飴(Turecky Med )」 の100倍美味しいと、
たった👄一口で魅了された🇷🇺ロシア産の「ハルヴァ(XAЛBA)」

 

米原さんの、表現力豊かな文を読んでいると、一体どんなものか知りたくなるし🧐、無性に食べてみたくなりますラブ
 
米原さんが🇬🇧英語、🇫🇷フランス語、🇷🇺ロシア語の辞書や、🌏旧ソ連エリアの取材等の調査をまとめた話によると📚(20年以上前)

紀元前5世紀頃、ギリシャ🆚ペルシャ戦争の頃の🇮🇷イランが発祥の地とされ(🇹🇷トルコ説も有)
中央アジア、中近東……と地中海沿岸…
🕌元オスマン帝国のバルカン半島から☦️東方正教会の国等、多くの民族の👳🧕👱人や、食文化と一緒に🥙🌯
ユーラシア大陸の🐪西へ🐫東へと広がっていったスイーツチョコカップケーキカップケーキピンクドーナツクッキードーナツ
 (↑🇨🇾キプロスの空港)

私も色々調べてみましたが🔍👩‍🏫
歴史と共に、国毎に変化し、更に多岐にわたっていったのだと思いますし、

 

 

 
後になってから「もしかしてあれもハルヴァ?」と思い当たるものもありました。
 
あと🇹🇷トルコドラマを見ていると、葬儀で出されるものもハルヴァ(ヘルバ)だし
(業務スーパーで売っている『ハルヴァ』や、🕌東京ジャーミイで売られているのは「ホロホロ感」は感じないので、万里さんの言っていたハルヴァとは別の種類ではないかと思います💧)
 
🇰🇷韓国人もこれ読んで「どんなスイーツ?!」と、同じ事を思ったり、もしかしたら、果ては龍クルタレまで(憶測)辿り着いたりしたのかしら?
 
 あと、米原万里さんのサイトを覗いたら、

 

 

 
なんと今年は3月に【不実な美女か、貞淑な醜女(ブス)か】が🇻🇳ベトナムで翻訳され、販売されているそうですびっくり
 
 
あともう一冊、残念ながら、万里さんの最初で最後の小説になってしまった
📕【オリガ・モリソヴナの反語法

私のなかでは【嘘つきアーニャ…】と並ぶほど大好きで、面白くて本本約500ページもあるのに、平日休みにあっという間に、読んでしまいました。

 

 

万里さんの、その🇨🇿プラハ時代の経験を活かした、自叙伝的な入り方でしたが、

現在(というかソ連解体後のロシア)のモスクワから、過去を紐解いていく内容で、後半はソ連の恐ろしさが描かれ、読後感は…スッキリという感じでは無かったような気がします。
 

 

……ところで、昨日の為替💱¥129ガーンアセアセ

輸出産業に有利な円安も、その材料は輸入に依存している日本は、苦しくなる一方…

(油、魚、木材、肥料、蕎麦…どれだけロシアに依存していたか🤷?

世界一の領土の資源大国🇷🇺ロシアは貪欲ですね…ムカムカ)

 

ここまで円安になったなら、それを逆手に海外🧳旅行者を呼び込むのが、一番安易に活性化に繋がると思うのですが………💹

コロナ前に比べたら、かなりキャッシュレスも進み、買い物しやすくなったのでは?

政府には、with Coronaで真剣に経済対策をして欲しいものです。

もっと書きたいことたくさんありますが、

 

最後に、📕【ロシアは今日も荒れ模様】のあとがきで、🇷🇺ロシアの日本観について

 

「日本ほどアメリカに忠実な国はない。ロシアだけでなく、他の国から眺めるかぎり、殆ど植民地に見える。

アメリカに対しては原爆投下についてでさえ、謝罪を求めないのに、戦後の日本人捕虜の虐待についてソ連には謝罪を求める。

だからロシアは、日本を弄びたくなる。虐めたくなる。アメリカの心証さえ良くしておけば、日本はどうにでもなる。そんな風に、日本をかなりなめてかかっていることだけは確かな気がする」 

と20年以上前に言っていました。

 

🛐アーミン🛐