《オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム》
シーズン3 (44)✨『同志イブラヒム』
✨パルガル・イブラヒム・パシャ外伝✨
📜 1536年 3月15日 📜
🧿⭐🌙✨🧿✨🌙✨🧿⭐🌙✨🧿✨🌙
その朝👸ハディジェは、イブラヒムの🎻プライベートレッスン🎼受講中で、
🎻四苦八苦するハディジェを見つめて、
🏹弓眉が豊かに動く(笑)イブラヒム
自分にとっては子守唄だった母のバイオリン🎻
母やニコとの思い出を、楽しそうにハディジェに話すイブラヒムでしたが、………話した後の寂しそうな表情にハディジェは気付き………
「お前(イブラヒム)のせいで、無実の者を殺した」と思い込んだことや(思い込み
)
ニギャールとの浮気で
ハディジェを傷つけた事や、🧞
ヒュッレムの吹聴🌬️👂を思い出し
いよいよ覚悟を決め、大きな決断をし、👳アヤスパシャを呼びました。
イブラヒムが出勤すると🕌
ヒュッレムのワクフ(宗教寄進)の件で、👳アヤスパシャを待つ法官がいました。
「大宰相閣下、 人は この世では
時に目の前の真実が見えなくなります。
幕が下りたように。
でも善行は その幕を
引き上げてくれますので、お勧めですよ」
法官から“善行は、お勧めですよ”と、上から目線で言われたイブラヒムは
「善行が素晴らしいのは当然だ。
だが誰に どんな奉仕をするか
知っておくべきだ。
更に言うなら善行は
人知れず行われるのがよい。
あなたや多くの者は
私を善行とは無縁と思ってる
私がいくつ ワクフを行ったと?」
「このワクフ文書に目を通してみろ
私が何をしたか書いてある。
ガラタ地区に 🛐ヤーカパヌ礼拝所
メッカ🕋、テッサロニキ、ラズグラド、
カヴァラに………
📚コーラン学校、🏫イスラム学院、
🕌モスク、水場、🧖浴場 そして多くの町に、🛐礼拝所と🏨宿坊
まだ続けようか?」
これらは
法官も知らなかったようで🧐
そして、外出から戻ったスレイマンに、遠征の話をしようとすると、
一度🌇帰宅すると、子供達に👦👧
二人の為に特別な馬
を用意したので、
「明日🐎🐎来るから見に行こう♪
」と約束しますが、
………果たして………?
そして🕌イブラヒムを見送るハディジェは
何故か嫌な予感がして、不安そう🔮
「行かなきゃだめ? 胸騒ぎがする😣。
………なぜか一緒にいてほしくて。。。
今夜は一緒にいたい😢」と言いますが
スレイマンに「お前だけ来い」と言われ、陛下の特別なお招きなのだと言うので
(この時『🎼イブラヒムとハディジェのテーマ🎻』(私が勝手に📛命名)が流れて何とも切なくなりました😢)
そして
スレイマンとの☪️イフタール
へ
寵臣も、寵妃も自分だけかと思っていたので、お互いに「へっ?」と驚き顔😲?!
イブラヒムは遠征について話します。
「🏴☠️フズル提督いわく 艦隊は⛵⛵⛵
4月には準備が整うと。
マルコチョールにも知らせを。
🇲🇩モルダヴィア領主が
貢納を怠っておりますので
現地で解決に当たらせます。
国境線での任務を適切に遂行中です。」
マルコチョールと連絡を取り合っているというイブラヒムに
🧞「彼ほど忠実で勇敢な高官はいない」
とスレイマンの前で他人を持ち上げ
「シャー皇女様とも昔から知り合いなのでしょ?」
など話していますが、スレイマンはそんな事より、法官に言われた事が💫頭を巡ります。
「至高のご意志により
御身からも庇護される人物は
イブラヒムが、遠征前に👨👩👧👦家族でエディルネ
「もちろん、よい」とスレイマンも快諾。
イブラヒム邸でも、双子がギュルフェムに
一方、💏夜伽かと思って喜んで来たのに、イブラヒムにがっかりのヒュッレム
この後、先に切り上げました。
そして、イブラヒムは⚔️遠征をとても楽しみで、嬉しそうに話します。
「
🇮🇹ローマ入りを夢に見ます マニサ時代からの夢が実現するのです」
スレイマンも👑アレキサンダー大王よりも広い領土🌍征服を夢見て二人で語った、
若かりし頃の思い出が蘇ります✨
そして………今夜の大人しいスレイマンに
間が持たない?様子のイブラヒムは
「……結構な
お食事で…🍖🥧🍯🥙……」
(イブラヒム邸も、毎日結構なご馳走だと思うけど(笑)💦)
そして「よろしければ失礼を」と、許可を貰ったので、帰りかけましたが………
呼び止められ
「今宵は🕌宮殿に泊まれ🛌」と言われ
何の疑いもなく、満面の笑みのイブラヒム
(この笑顔を見た
スレイマンの気持ちは
)
🇹🇷Ben IBRAHIM ………
『私はイブラヒム
10歳でパルガを離れた改宗者
17歳でスレイマン皇太子の鷹匠頭
25歳でスレイマン皇帝陛下の小性頭
陛下と秘密を分かち合うも
節度を心得るイブラヒム
陛下の深い瞳に
己の弔いを見るイブラヒム
陛下のご両眼を拝し 死に急ぐイブラヒム 己の死に向かい 礼拝をささげる者』
イブラヒムは、
部屋で、着替えてベッドに入ると🛌
ダンテの愛読書📗『LA DIVINA COMMEDIA (神曲)』を読みますが、
暫くして本を戻し、寝る態勢へ………
そして、…😪💤💤……😪💤💤😪💤💤
一方🛌ベッドに入るも、なかなか寝付けないスレイマンは、起きだしてテラスへ………
かなり迷いもあり、眠りたくないムヒッビーは、長~い詩を詠んでいて(割愛
)
後悔が見え隠れしましたが………
(今回、スレイマンのアップが多かったけどそれもカット✂️)
座っていた時😪睡魔に襲われ………ました
………そして、イブラヒムが眠りに落ちた頃
🧤黒装束の死刑執行人達が
部屋に入り、
反抗もしましたが………もう…
……このシーンは胸が痛みます😖………
「陛下!」
すると、スレイマンは「
イブラヒム」
と叫びながら目が覚めました
そしてイブラヒムは……
…とうとう亡きものに……………………
開いたままの目からは、一筋の涙が✨
🇹🇷 Ben IBRAHIM ………
私はイブラヒム
深淵を泳ぐ者 心の流血をもって 知り得なかった答えを
天空や星 数字や文字の秘儀 山々の頂や暗い井戸
地下道に見いだす者
強者の瞳に恐怖を見る者
そして見いだした答えに
幾度も身を焼く者
己の地獄で焼かれ 安眠を禁じられし者』
なかなか眠れなかったスレイマンが、
ウトウトし⏳数分の眠りに落ちた、束の間の出来事………
(死刑執行人達は、スレイマンが寝落ちするのを待ってたの? それとも寝てなくても施行?
………それとも偶然に演出?)
🔊ムヒッピー(スレイマン)
『イブラヒム、
パルガ人 イブラヒム
我が鷹匠頭、小性頭、大宰相、軍政官
総司令官 我が狩猟の友
旅の道連れであり 同志よ
私はお前に心を差し出した
その心を返すことは出来ぬ』
明け方、イブラヒム邸には姉の👸ベイハン皇女が到着し
「(不倫の時の)辛い日々は去ったわ
また平穏に💏暮らしてる💖」
スレイマンとも良好だ、と幸せそうに答えるハディジェ😢
ハディジェは着替えてから、
まだ戻らぬイブラヒムの部屋へ行き、
普通に朝を迎えた頃🌄
イブラヒムからハディジェへの想い💖が溢れます✨✨
『全生命における 我が秘密の宝よ✨
すさむ心に光る 真珠の一粒よ
翼なき鳥の中に潜む 我が翼よ
おお 恋人よ 我が皇女よ
愛を語り 溶けてしまいたい
2人ではなく 1つになりたい
すさんだ心と 折れた翼で どこまでも飛んでいく🕊️
目は見えず 耳は聞こえず
我が道は愛だけに続く
愛ではないか? 雨は 水は雲に 雲は水に
愛は土にしみ込み 種の中に蓄えられ
本質を明かす
愛の融合では?
おお 恋人よ 我が皇女よ
あなたへの我が愛は
大地を愛する水のごとく
灼熱の太陽など ものともせず また大地に戻れる時を じっと待つ
風が吹き🌬️ 雷がとどろき⚡
雲が泣き🌧️ 水はまた愛に出会う💕
2人の愛の融合に全宇宙が付き添う』
これは🇮🇷ペルシャ遠征の時に、ハディジェに贈った詩🗞️ですね?
(私は
タシュルジャルよりも、
イブラヒムの方がずっと✨詩人だと思います
)
テラスに出て、爽やかな朝を迎えたと思ったら………
そこには、昨夜送り出したばかりの💖最愛の夫イブラヒムの変わり果てた姿が………⚰️