休日の朝食
今年のお盆は帰省せず自宅で過ごしている。上は休日の僕の朝食。肉、ハム、ソーセージ、卵とかないのは、お盆だからでなく、毎週休日は同じである。平日は上のメニューで、クロワッサンとヨーグルトがなく、少なめのサラダとトマトジュース、ヤクルト1000である。
仕事のある平日は昼食を病院で食べるので、野菜サラダくらいで良い。この野菜サラダは前日の夕食に出されたものだが、夜にサラダを食べると夜間頻尿の原因になるので翌朝食べる。おそらく、きゅうり、タマネギ、キウイなどが頻尿に悪いんだと思う。それまでは朝はトマトジュースだけだった。休日にクロワッサンを食べるのは、この朝食以後、夜まで食べないからである。
このような感じで食事を少なめに摂っていても体重は78㎏くらいである。一時、新型コロナワクチンの副反応の体調不良で脂ものなどの食事が摂れなくなり体重が激減し、約1か月で72㎏まで減少したが今は元に戻っている。それでもワクチンは4回目まで接種している。
僕の場合、1回目~2回目のインターバルが短かったこともあるのか2回目に大きな副反応が出たが、3回目、4回目はたいした副反応がなかった。発熱もなく局所の疼痛だけである。これはある種の免疫寛容だと思うが、免疫寛容には良い意味と悪い意味がある。
最近、僕の外来患者さんに、ワクチンを全くしておらず、新型コロナ感染した人がポツポツ出てきている。これだけの大流行になると、いくら引きこもり生活を送っていたとしても、いずれ感染するリスクは高くなる。今のところ、感染のためにワクチンをしていない患者さんで亡くなった人はいないが、相当にきつかったとは聴く。体温が41度まで上がったらしい。もう40歳超えていて40度超えるのは辛い。
そもそもワクチンをしていた人が風邪くらいかというとそうでもない。もう少し重い。いわゆるインフルエンザクラスの辛さはあるようである。
現在のワクチンは今のウイルス株に比べ感染させない効果は低くなっているが、重篤にならない効果が保たれているので意味がないとは程遠い。今の重症者(厳密な定義とは異なる)は2種類あり、1つは感染のために基礎疾患が重くなっている人。つまり癌などの末期で新型コロナ感染のために死亡してしまう人たちである。このボリュームで感染が広がると、この経過になる人の数も多くなる。
もう1つはワクチンをしておらず肺炎を来しICUが必要な人たち(定義に近い)。ワクチンをしているかどうかはリトマス試験紙みたいなものである。
「確実に」 pic.twitter.com/wBc2WFKSno
— 付箋 (@KDystopia) August 6, 2022
本当の状況は少し違いますので説明します
— Masahiro Ono 小野 昌弘 (@masahirono) August 6, 2022
英国は病院の状況を鑑みて「生活規制必要なし」と判断していますが、英国の公的医療NHSは日常的に深刻に崩壊しているので日本の参考にはなりません。
英国のNHSでは基本は一般医(GP)に診てもらうのみです。専門医は紹介になりますが、異常な待ち時間です。 https://t.co/gjFPreOEcK
上のような情報がTwitterのTLで挙がってくる。
今年のお盆は、史上最高の感染者数でも帰省などの制限はせず、高校野球も普通通り行われている。政府から国民にはワクチンで身を守り、通常通り経済を回していきましょうと言うメッセージが送られているといった感じである。
友人で毎年数回、軽井沢に行く人がいる。軽井沢は良く知られた避暑地であるが、僕は何県にあるか知らなかった。おそらく富士山の近くで箱根あたりかと思っていたら、実は長野県にあったのである。行くだけで大変である。行ったことがないが、湯布院でもう少し避暑地のようなイメージを持っている(だけ)。
なにしろ新型コロナの感染者が出始めて飛行機に乗ったことがない。これは大変なことである。もちろん海外にも沖縄にも行けない。JALのマイルが16万マイル以上あったので、失効しないように数か月ごとに商品に替えている。お肉とか。
現在、海外に行きにくいのはメジャー以外の航空便が長く欠航していることあるが、水際で色々日本の側の制約が大きいのもある。海外で感染して療養するのも大変だし、もしそうなったらうんざりである。
そのようなことから、今年は実家に帰らないなら自宅で大人しく生活する方針にした。9月に既に旅館を予約しており、母親と一緒に旅行する計画である。
そういえば、お盆にうなぎを食べに行った。うなぎはお盆に食べない方が良いと言うのがあるが(生き物なので)、元々そこまで考えないし、逆にお客が少なくて良いかも?と思ったからである。これは嫁さんの希望で、たいていうなぎを食べに行くのは嫁さんの企画である。
ところが、ざっぱーんで、空いているどころか、駐車場には案内のアルバイトのおじさんが2名もおり、お店の中は3密どころか4密だった。うなぎはお盆は避けるなんて過去のことだったのである。
たいていうなぎ屋には高齢者しかいない。うなぎは高価だし、そのお店は高級店だからである。いつもは子供連れの家族がまずいないので安心しききっていたが、この日は違っていて大変な事態である。ここ2年間、このようなリスキーな場所は初めてだった。だって、すぐ隣のテーブルで子供たちが食べながらお喋りしまくっているのに。何が危ないといって会食ほど危険な場所はそうない。
帰ってから、嫁さんが「ごめんね」と謝り、いつもなら支払いはしない嫁さんが料金をくれた。それぐらい予想外な事態だったのである。
お盆のちょっと前に従妹にふるさと納税でお肉を送ったら、沖縄から返信が来た。なんと超長期で沖縄に遊びに行っていると言う。彼女は僕より10歳も年上なのである。「なかなかたくましいじゃないですか?」とメッセージを送ったら、こんなに良いところとは思わなかったと凄く楽しそうにしている。沖縄に友人がいて、お世話になっていると言うが、米軍基地にも入っていると言う。お礼にパッションフルーツを送ってくれた。
ところがである。彼女が帰郷後、その一緒に遊んだ友人から電話があり、新型コロナに感染したと濃厚接触の連絡があったのである。自宅待機したが、なんと5日も経って発病したのであった。今のオミクロン株は潜伏期が短いと言われているが、発病までに5日かかることもある。症状そのものはワクチンをしていて大したものではなかったらしい。
そういえば、若い頃、僕も嘉手納ベース内のおそらくメキシコ料理店?で食事をしたことがある。嘉手納ベースは非常に大きく、アメリカ的なレストランがたくさんあり、かなり異国情緒がある場所である。当時は、米軍基地には一般の日本人は関係者同伴なら入ることができた。今はどのようになっているかわからない。
なお話が変わるが、このブログは先月16年を超えた。なんとなくだが、最近はそう面白くもない記事をダラダラ書き続けている。
流石に若くはないので、発想と言う点で衰えが来ているらしく、最初のイントロに時間がかかる。書き出せばそのまま流れに沿って書けるが、そこまでがややストレスなのである。
それと最近は、新型コロナの流行のためにホテルなどで講演会もなく、インスパイアされるものが減っているのもある。ZOOMでWEB講演会はあるが、聴くのが難儀である。少なくとも僕はそうである。
なかなかこの状況が変わらなそうなのも困ったことだと思う。
参考
英国は「マスクを外してコロナ禍が終わった」国という理解が広まっていますが、本当の状況はかなり異なります。本記事では、英国におけるコロナと医療の全般的な状況を説明します。https://t.co/oRgJpMiPig
— Masahiro Ono 小野 昌弘 (@masahirono) August 6, 2022
オミクロンになって、超高齢者やもともと基礎疾患もちの脆弱な人が感染し体力を失い亡くなっています。それらの方はICUに入って人工呼吸器管理などをせずDNARの方針で亡くなっていくので重症者にカウントされずとも死亡者数にはカウントされるという場合が多くなっていますね。
— Heartの左みみ (@heart34040971) July 20, 2022
救急往診の外勤で初めて「反ワクチン派」のCOVID陽性自宅療養患者を診察したけどマジ地獄だったな. 「西洋医学は信用しないけど症状ツラいから薬でなんとかしろ」とか、「適応外でも抗体カクテル療法しろ」とか本当に色々と終わってた.
— Dr_KRow-休憩中🩺 (@KRow_Dr_) July 19, 2022
