トピナと爪の割れ

トピナの稀な副作用に「爪が割れやすくなる」というものがある。ただし、この副作用は添付文書には記載がない。

だからネイルアートが好きな人は一応注意が必要。もちろん、そのような副作用が生じない人も多い。遥かに多いと言うべきか。

「爪の割れ」という珍しい副作用を訴えた女性は2名経験がある。彼女たちはネイルケアとかネイルアートに興味があるのであろう。

爪が割れやすくなる副作用の頻度も機序も不明だが、精神面に奏功しているなら、その程度の副作用では中止はできない。軽微な副作用とみなされるからである。

一般に向精神薬の副作用は重大なものとそうでないものに分けられる。中毒疹などは重大なものに入る。

上記2名の人のうち1名はトピナを減量して爪先の割れが減ったらしい。（100mg＞50mg）

だから、用量にも依存するんでしょうなぁ・・

ところで、このやり取りから、ネイルには「付け睫」のように「付けネイル」というものがあるのを知った。

ネイルアートって、全てが自分の爪というわけではないんですね・・

参考
デパケンＲで髪の毛が抜ける副作用
デパケンRによる脱毛の薬物中止後の推移
ジェイゾロフトの稀な副作用に脱毛がある
フラベリックとテグレトール