DMAE(その2) | kyupinの日記 気が向けば更新

DMAE(その2)


DMAEは正常な状態でも、われわれの脳に少ない量だが存在している。DMAEは脳の機能を改善することで知られている。自然界ではシーフードに含まれていることがあり、シーフードが脳に良いと言われている理由の1つだ。DMAEは気分を改善し記憶力や学習能力を向上させる。また実験動物においては寿命を長くする効果があることがわかっている。DMAEは多くの人に使用されている。そのマイルドで安全な刺激効果が期待されるためである。しかしながら、通常量使用している場合は、他の刺激性薬物と違って不眠を起こさない。(カフェイン、リタリンなどに比較)


多くの人が、DMAEを使用するようになって疲れやすさが減り、少ない眠りでもわりあい疲れが取れることを報告している。通常の脳刺激薬との相違点として、例えばカフェインやアンフェタミン(覚せい剤)やリタリンに比べ、即効性がないことが挙げられる。DMAEは服用後すぐに元気になるとか、気分がよくなるとか、そういった効き方はしない。普通、服用を始めて3~4週間後から効果が出てきたという報告が多い。服用者によれば、持続的な温和な刺激を感じるという。普通の量ではあまり副作用の報告はない。またDMAEを突如中断した場合の離脱症状や、禁断症状は生じないといわれる。医療的には現在どのような病態に試みられているかというと、学習障害、ADHD、読字障害、分類不能の子供の行動障害などである。


有害作用。
オーバードーズでは、やはり不眠、頭重感、筋緊張などが出現する。これらの副作用は薬物を中止すれば速やかに消失すると言われる。ある種のてんかんの患者が使用する際は注意を要し、医師の助言に従うべきである。DMAEは躁うつ病の患者は使用してはならない。というのは、DMAEは鬱エピソードをより重くするといわれているからである。

(これは2002年頃にウエブにアップしたものです)