今日は、ずいぶん過去に経験した稽留流産の自然排出についてです。

 

ずっと自分だけのメモに残していて、ブログに書くか迷っていましたが、明日の移植前に手放すことに決めました。

 

 

 

自然排出を待つことは、いつになるかわからず、先にも進めず不安でいっぱいだと思います。

 

ほかの方の記録を見ていると個人差があるみたいで、

私の場合は、結構重めの痛み+出てくるまで時間がかかった方ではないかと思いますので、あまり怖がらず、こんな人もいるのかと参考になれば幸いです。

 

 

少し生々しい表現が多いので、苦手な方はお控えください。

 

 

稽留流産になるまで

 

2019年の6月から不妊治療の病院に通い始めて、1回目のタイミング法ですぐに妊娠が発覚。

 

1年間授からなかったけど、病院に行ったらこんなに簡単に妊娠できるんだ!と呑気に喜んでいました。

 

妊娠したら、当たり前に出産までたどり着けると当時は思っていたので、衝撃的でショックでまさか自分が流産を経験するとは思いもしませんでした。

 

 

 

 

自然排出までの経過

 

2019年

7/29 不妊治療クリニックに通い始めて、タイミング法1回目で妊娠発覚

8/23 稽留流産宣告(心拍確認できず、胎嚢・うっすら卵黄嚢のみ。)

8/30 流産手術予定がラミナリアが入らず、断念。(産婦人科医の先生が40年やって来て入らなかったのは初めてだったそう)

9/2 初の茶オリ少量(その後も継続)

9/13 検診 子宮口が曲がっていると言われる。ラミナリアを無理やり入れると、子宮に穴があく可能性があると言われる。自然排出を待つことに決める。

9/15〜16 黒っぽい血が少量出血。ナプキンにつく程度。

9/17~18 自然排出

 

 

 

自然排出当日の経過

 

2019/9/17

16:30 黒っぽい血が少量ドロっと出る。腹痛無し。

19:00 腹痛が始まる。まだ晩ご飯を作れる程度の痛み。

19:30 腹痛が強くなる。ドロっとした血が出る。

    波があり、動けなくなる痛みが始まるが、30分程度で落ち着く。

20:00〜22:00 痛み微弱。その間に洗い物などができる程度。

22:00 痛みと出血再開。数分おきに痛みの波がやってくる。トイレに2回ほど引きこもり。レバーのような血の塊が出始める。

23:00〜2019/9/18 1:00 波がおさまっている間に就寝。

1:00 痛みで目が覚める。子宮が絞られて気が遠くなるような脂汗をかく痛みが短い間隔でやってくる。トイレで引きこもると暑いためか貧血なのか吐き気をもよおす。扇風機をトイレに持ち込む。痛みの後に力むとレバー状の血が出る。トイレに4回行く。痛みに耐えきれず痛み止めを飲む。

2:30 5回目の最後のトイレの前に夫が起きる。

   痛みと吐き気が最大。30秒おきくらいに激痛。黙っていられないほどの痛み。

2:45 トイレで痛みの後に力むと塊がぶら下がっていた。


それ以降、痛みも出血もおさまる。

 

自然排出当日の詳細

 

最後にぶら下がっていた塊を取り上げると、

今までと明らかに違う赤黒い部分と白っぽい部分がある塊。

ぷよっとしていて縦3㎝、横10cmくらいの大きさでした。

 

 

その塊が出たら、激痛がパタリと止んだこともあり、これが胎嚢だと確信。

ジップロックに入れて、冷蔵庫で保管し、後日病院に提出しました。
 

 

夜中だったので、1人でどうにか耐え抜こうとしましたが、途中吐き気もひどく、

気を失いそうで病院に電話しかけましたが、踏みとどまったらすぐに出てきてくれました。

 

 

自然排出までにやったこと

 

自然排出待ちは、次に進めない期間がどのくらいなのか見当がつかない不安な期間でした。

私の場合、流産を宣告されてから1か月ほど自然排出が起こりませんでした。

一つ、効果的だったように思うことは、趣味の登山をしたことです。

 

 

2019/9/2 初めて茶オリが出た日、趣味の登山をしていました。

それまで、流産と激務により精神的に病んでおり、あまり外にも出ずにいたのですが、このままではいけないと出かけました。

 

また、2019/9/14に黒っぽい血が少量出る前日も実は、登山に行っていました。

運動したことがきっかけで血流がよくなったのかリラックスできたことが良かったのかはわかりません。

 

 

なかなか自然排出が起こらない方は、運動を試してみるのも一つかもしれません。

 

 

自然排出を待って良かったこと

 

耐え難い激痛と戦って、最後に自分で胎嚢を取り上げた時に、これまでの全ての辛さが報われたような不思議な気持ちになりました。

気持ちの整理をつける上で、私はとても良かったと思います。

 

 

本当は、もちろん生まれてきてほしかったけど、着床することを教えてくれ、当時仕事で精神的にまいっていたのですが、仕事を辞めるきっかけまで与えてくれました。

 

 

私たち夫婦の間で、この子はメシア(救世主)と呼んでいます!

 

 

この経験は辛かったけど、今思えば命の尊さを感じ、夫婦でこれからのことに向き合うことができる貴重な経験でした。

メシアに感謝して、前に進んで行こうと決心した出来事でした。