丁度一回り…、12年前私はフラれて、失恋のどん底にいたことをちょくちょく思いだす。

その時、こんな好きな人は今後出来ないし、もうこんなイケメンでタイプど真中の男の人とは付き合えないと思った。

両想いの奇跡を、22歳の私はちゃんと知っていたのよね
それが、その時以上に私を愛してくれてて、甘やかしてくれて、優しさで包んでくれる旦那と結婚できた。

あの失恋で、わたしは一人っ子を卒業したと思う。世間で言われている通り、一人っ子はすべて独り占めできるので、我慢をあまり知らない。
ワガママだった。思い通りに愛してくれない、会いに来てくれない、時間を割いてくれない彼に、全ての怒りをぶつけていた。
結果、去られた。この経験が身に染みていた私は、無意識に…彼に何も求めなかった。けど、与えた。尽くしたとゆーより、色々与えた。そして、怒るという感情を無くすことにした。
…んー違うな、彼に対しては怒るという感情があまり出てこなかった。あまりにキレイでまっさらで、分かりやすかったから。怒るのに種があるとしたら、彼は種をまくスキを与えなかった。

20代は、大失恋のあと、恋が全然上手くいかなくて…ハッピーストーリーも読めなかった。友達の幸せ話も聞けなかった。
不幸な話ばかり求めた。

30になったとき、男性には何も求めないことに決めた。色々求める条件を全て外した時…唯一誇れるものだった激務耐性へのご褒美かのように、彼が私の前に現れた。

恋愛と結婚式はべつ…ではない。

間違いなく、恋愛の延長に結婚が在るべきだ。

そして、その延長はとても幸せで、安心感があるクラッカー