<Kyuhyun&Sungmin ファーストシングルリリース決定>
ELFは大騒ぎだった
事務所からは 韓国のみならず
中国 タイ マレーシア シンガポール そして日本と
各地で リリースイベントを行うと 告げられた
そんなに みんな楽しみにしてくれてるのかな?
うれしくて 胸が熱くなる
忙しくても ペンたちの期待に応えられるように
頑張らなきゃ
ペンの喜びは 僕達の幸せだから
「ソンミニヒョン 楽しみだよね…!
ウネには 絶対負けたくないからなぁ!」
キュヒョンが 口角をキュッとあげて 笑った
その顔 可愛いよ…
「勝ち負けなんて 関係ないよ
聴いてくれた人が 喜んでくれたらそれでいい
で、僕達の事 お似合いだなって思ってもらえたら もっといいかな?」
二人の本当の関係を知る人は 少ない
でも 僕たち二人を カップルとして応援してくれる人たちは多い
不思議だけど 何かやっぱり滲み出てるのかもしれないな
何だか 少し恥ずかしい気がする
ギターも どうなるかと思ったけど 何とか間に合った
キュヒョンは 凄く心配してくれて
歌ってる最中も 気になるのか
ついつい 僕の弾いてる姿を じっと見つめてしまって
ペンたちに 「ギュ 見すぎ」って 冷やかされてる
最後のリリイベは 日本だった
日本では うれしい事に チャートの1位を獲得した
すべて 応援してくれるペンのおかげ
リリイベでは いっぱい喜んでもらいたい
歌はもちろん ゲームや トークも 頑張って日本語でやった
キュヒョンも KRYのときに覚えた言葉をあれこれしゃべり
「みんな、ラッキーだよ!」を 連発してた
僕達が 見つめ合えば キャーと歓声が上がり
身体に触れれば また歓声が上がった
ホントの僕達を見せたら どうなっちゃうかな…?
フフ…案外 引かれたりして…
最後の 打ち上げ代わりに 日本の温泉に泊まった
前から 一度泊まってみたくて お願いしたら
特別に 手配してもらえた
ウネが 羨ましがるかも…!
部屋に 露天風呂があって 離れみたいになってる
僕とキュヒョンが 同じ部屋になっていた
マネヒョン ありがとう…
「ソンミニヒョン…今夜は 一緒に露天風呂入りましょう
月がきれいだし 日本酒も 飲みましょうよ」
キュヒョンが やたらはしゃいでる
何だか 僕も楽しくなってきた
「まるで 新婚旅行だね…」
僕の言葉に キュヒョンが頷いて
「ソンミニヒョンの浴衣姿 色っぽいですよ きっと…♡
あ、ちゃんと持ってきましたよ、アレ…」
そう言って ニヤリと笑った…
『ジェ』のつくものか… もう 言わんでいい!
美味しい料理をいっぱい食べて
日本酒も飲んで 二人露天風呂に入った
月がきれいで 風が気持ちいい
こんな経験 したことなくて うれしかった
キュヒョンが 背中から 僕を抱きしめた
「今回は ご褒美みたいでしたね…贅沢ですよ ホント
温泉に 美味しい料理と お酒
そして ソンミニヒョンと二人っきりの夜…」
耳元で 低く囁く声に 身体の奥が震える
「今夜は キュヒョナの好きにしていいよ…」
恥ずかしかったけど 旅先だもの いい思い出にしたかった
「ヒョン…俺 今の言葉だけで はち切れそうですよ…ほら…」
キュヒョンは 僕の手を掴むと 彼の身体へと導いた
「…きゅ、キュヒョナ…す、凄い…」
とんだ恋人を 持ってしまったものだ…
でも それだけ求められてるってことだものね
喜ばなきゃ…ね?
うなじにキスされ 僕も堪らなくなってきて
向かい合って 抱き合い キスを交わした
肌と肌を合わせて 熱い情熱を確かめ合うように
お互いを求めあう
「ヒョン、俺 ヒョン以外何も見えない…
愛してる…ずっと 愛してます…」
「キュヒョナ…僕もだよ…おいで…」
愛する事の喜びと 愛されることの幸せと…
それを教えてくれたのは お前だよ
ゆっくりと ゆっくりと 互いを確かめ合って行こう
好きだよ…キュヒョナ…お前だけ
お前の目にいつまでも 僕が映っているように…
お前にとっての 愛しい人でいられるように…
ただ この愛だけを 注ぐよ
二人歌う あいのうたのように 心を重ねて
お互いが溶け合って ひとつになろう
「あ、そうだ…ジェル ここに浮かべといたら
温まっていいんじゃない? 俺 頭いい!」
「…お前…お前にはロマンってものがないのか…」
全く いいとこなのに…
キュヒョンは 僕の目を見つめた
「俺のロマンは ソンミニヒョン…あなただけです
ずっと 変わらずヒョンだけを愛します…」
そうだよ それでいいんだよ
「僕も お前だけ…」
キュヒョンの 薄桃色に上気した胸元に口づけた
暗夜の静寂に 白く浮かんだ月だけが
二人の誓いを見届けていた…
END