キュヒョンは てっきり僕のことを 軽蔑してるとばかり思ってた
男のほっぺたに キスする事も
男に 腕枕されて寝る事も…
なのに 「ヒョンが 好きです」 って言う…
もちろん ただの「Like」って わかってる
当たり前のことだ…
なのに 激しく動揺してしまう自分に 不安が募る
この気持ちは 何なんだ…?
ずっと 見ないようにしてきた 考えないようにしてきた
僕の 本当の心
だけど もう 隠しようがないくらい さらされてしまっている心
僕は キュヒョンが 好きだ…
これは たぶん 「Like」 じゃない…
急に胸が苦しくなる 何でこんなことになってしまったんだろう
ダメだよ こんな事… 許されない
男同士なのに メンバー同士なのに …
ダメな理由をあげて 諦めようとしても
知らぬ間に 僕の心に住み着いてしまった キュヒョン…
どうすればいい…?
宿舎へ帰る車の中 僕は 無口になってしまっていた
その時 ふわっと肩にかかる髪…
キュヒョンが 僕の肩に寄りかかり 眠っている
疲れたんだろうな…
顔が近い… 伏せたまつ毛が きれいだ
溜息が出る…
キュヒョナ… 君を守りたい…
胸の奥から 湧き出してくるような気持ち…
僕が 誰かを愛する時 必ず思う事
君を 守りたい…
キュヒョナ こんな僕の気持ちに
絶対に 気付かないで…
必ず 君を守るから
最後まで 気付かずにいて…
僕は キュヒョンの髪に そっとキスした
宿舎に着くと リビングには誰もいなかった
きっと みんな疲れたんだろう
「何か 食べようか?」
「俺 料理作れなくて…」申し訳なさそうに キュヒョンが言った
「僕が作るから 大丈夫…って言っても ラーメンだけどね」
「隣で 見てていいですか?」
「えっ? 勉強する?…いいよ 見てて」
キュヒョンは 僕にぴったりくっついて キッチンに立った
これじゃ 新婚さんみたい… すごく 恥ずかしい
「書いてある通りに作ればいいんだよ」
「…はぁ…」
「野菜は 何でも好きなのを入れて」
「…はぁ…」
「すぐ のびちゃうから 大人数のときは 硬めで火を止めるといいよ」
「…はぁ…」
「…さっきから 『はぁ』 ばっかじゃん…!」
「あ、…はぁ…」
二人 顔を見合わせて 吹き出して笑った…
キュヒョナ… 君が笑うと 僕は こんなにも幸せな気分になるよ
もっと 笑って… 僕のそばで…
その笑顔が見れるなら
僕の気持ちなんか 報われなくったって構わない… そう思った