人生初術後、体重が減る(82,4⑨) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。

 

 

 

4月15日

泣いたらしんどそうなので酸素テントの中に入れると機嫌が良くなるそうだ。

やはりまだ体の方が順調でないのだろう。

朝昼と少しご飯を食べていたようだ。

でも夕方は順調に食べていたのが、看護婦さんがむるに薬をのませたので

又あげてしまった。(吐いた)

でも機嫌はワリとよく、少しの間なら座って遊ぶようになった。

 

入院した日が体重9800g。手術前9950gあった体重がなんと9200gに落ち込んでいる。

やはり昨日きゅうの身体をふく時に手足が細くなったと思ったのはまちがいではなかった。

今日病室へ入ったときも顔がホッソリとしているナと思ったのもあたっていた。

 

 

 

4月16日

今日は少し機嫌が良い。

ダッコをしてもしんどがらず立ち上がろうとするので、少しの間立たせると立って遊んでいた。

夕飯もまあまあである。

 

薬もあげずに飲んだので安心。

 

少しずつ術前の機嫌を取り戻しているようだbut看護婦や先生にはブスーッとして

何を言われても冷たい目で見ている。

すごい警戒心である。

やはり手術をしてICUに入るという事は子供心にもすごいショックであるみたいだ。

でもこれもこの子に与えられた運命である。

まだまだこれから何回も経験する事だ!!

 

 

 

運命じゃなくて宿命かな。

痛いことを抑えつけてするからね。採血とか。抜糸とか。

小児科医も小児科の看護師も、子どもを助けたいのに、子どもに嫌われるよね…。

でももう少し年齢が上がると痛いことの意味を理解するし

入院すると遊んでくれるし、困った時に必ず助けてくれる看護師さん、准看さん遊ん大好きになるからね。

幼稚園の頃の将来の夢は看護師でした。

小児科医?先生によって態度が違ったらしいです(笑)