手術前の日常パート1(‘82,2③) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。

 

2月11日

M夫婦(母の妹夫婦)と母が来る。水煮をする。※おそらく、水炊きのこと。

きゅうは完全に風邪がなおっているけどものどだけがゴロゴロといっている。

 

2月14日

聖バレンタインデー。

チョコをプレゼント。

N(きゅうの姉)も主人にプレゼント。

●西(父の実家)へ行く予定だったが取りやめる。

 

2月15日

本来なら今日が手術である。

早く手術の日程が決まってほしい。

せめてチアノーゼ位かるくなってほしい。

 

2月19日

きゅう 外来診察日。

手術が3月の初めに入っているとの事。

今度はまちがいなくやってくれるだろう。

血液検査をする。

 

2月22日

N 授業参観。

Nの態度は一学期二学期と比べるとおちついてやっているみたいであった。

きゅうはHくんの家にあずける。

 

2月23日

きゅうは自分の力で今まで2度立つ。butかなりの負担がかかるらしく、自分から進んではしない。

母が大宰府からお守りを買ってきてくれた。

Nの勉強のお守り。

ついでにきゅうの身体のお守りもあったらしくもらう。

 

 

母は再婚で、姉は連れ子。

母は姉が物心つく前に出会い、お付き合いをしていたので、姉はずっと父を父と思って育ったとのこと。

父も姉を養女と思ったことはなかったらしい。

昨今の、虐待のニュースで相手が再婚者だったり、同棲者だったりすると、実際の事件とは別でステップファミリー自体を批判する声が多くて悲しくなります。

血のつながらない娘を思い、血のつながない親を思うことだってできるのに。

姉は今でもバレンタインの時に父にチョコを渡してます。