医療者側から見ると、素人さんの「血管フェチ」とは意味が違います

メンズのモリモリっとした血管を見ると「男らしい~
」と思う方もいるとかいないとか

」と思う方もいるとかいないとかしかし、医療者は如何にその血管にルートを取るかを考えながら見てることが多いと思われます

「ルート」というのは略であり、正式には「点滴ルートの確保」のコトです
点滴の針は採血の針とは違い、内筒と外筒から出来ている構造になっています
ここでは詳しく触れませんが、採血の針より長いので、その長さに耐えうる血管を見つけ、如何に「そこに入れるか」が勝負となるのです
ちなみに目で見える浮き出ている血管が良いとは限りません
若い人は皮膚もパツパツでハリがあり、血管も元気です

高齢者の方でも血管が見えてる人がいますが、皮膚は脆弱(めっちゃ弱い…)で、血管もコロコロしていたり、刺すとすぐ破れちゃう弱い血管だったりします

また、若けりゃいいってもんでもなく、ちょっとお太りになっているぽっちゃり系の方などは血管が奥深く、駆血帯(注射するとき縛るゴム)で縛って指で触れても血管を触れることが困難です



なので、私がルートを取るとき苦手としているのは
「高齢者」や「ぽっちゃり系女子」です

でも、私もそうそう経験が浅いわけじゃないので、
「ナースのお仕事」の朝倉の如く
「せんぱーい!!どうしても入りません
替わってください
」
替わってください
」と交替を依頼されることもしばしば…
そこで難なくルート確保することが出来ると、尊敬の眼差しで見られ、先輩としての威厳を保持することができます



エッヘン!!
そんなこんなで、普段から「あの血管は良さそう」とか「あの位置からルート取れそう」とか見てることがあるのです
それが公共の場であっても

視覚的な無料でできる勉強ですから

ほら、電車のつり革に掴まって「前腕」をあらわにしてるメンズの貴方

貴方はナースにそのような目で見られているやもしれません

視線を感じても貴方の腕だけを見ているのです…
ノたぶん
ノたぶんいつもお世話になっております
有難うございます



