ピグマリオン効果とゴーレム効果
ギリシャ神話「ピグマリオン」のお話です。
キプロスの王ピグマリオンは、自分が造った乙女の彫像に恋をしました。
朝も夜も彫刻に話しかけ、愛してやまない心を彫刻に伝え続けました。
このことを知った愛の女神が、
この像に生命を吹き込み「ガラディア」という美女が誕生します。
この神話にちなんで、相手に対して強い期待をもつと、
そのことが相手の行動に影響を与え、
相手が期待に応えるようになることを心理学では「ピグマリオン効果」と呼びます。
もう一つ信じることに関連した効果として、
ゴーレム効果というのがあります。
存在の無視が命の火を消してしまうということで、
ゴーレムは、ユダヤの「伝説にあるゴーレム」からきています。
ゴーレムは、泥人形で額の護符にある呪文「emerth 真理」の一文字を消すだけで、
死んでしまい、ただの土になってしまいます。
信じて存在を認めてあげないとすべてが存在できないということです。
子どもの才能や能力を心から信じることが子供にとって大きな力となります。
才能や能力が高いと信じてあげることが、子供の能力を伸ばすことになります。
最初から諦めていては、子供は伸びません。