今日は、「その日の勉強内容を反芻すること」の重要性についてです。(第77号)
それは、勉強した部分を一通り記憶から呼び戻し、
覚えていない部分はテキストや問題集に戻って確認して、
もう一度頭の中で繰り返してから学習を終えるという作業をすることです。
その日に勉強したことだけですので、
せいぜい5分程度の時間です。
これを、毎回勉強の区切りがいいところで、
又は一日の勉強を終える前に反芻してみることです。
この5分間の作業が、黄金の記憶保持作業なのです。
次に同じ科目のテキスト、教科書を読むときには、
前々回に勉強した内容を読み返すことを実践するといいです。
前々回というところがポイントですが、
少し時間が経ってから復習するのが効果的ということです。
以前ご紹介した、エビングハウスの忘却曲線で分かる通り、
記憶保持の作業は出来るだけ忘れないうちに早く実行し、
記憶喚起の作業は、時間が経ってから行う方が効果的です。
忘れてしまっていることを思い出す練習をするわけです。
このようにして、
記憶保持と記憶喚起を繰り返す作業が、
記憶定着に絶大な効果を発揮します。
このようにして、知識のインプットを加速させていくことで、
得点力が飛躍的に身に付きます。
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編集後記
台風が去った後、かなり涼しい日が続いていましたが、
最近は日ごとに真夏に向かっているのを感じます。
昨年の猛暑に比べれば、
まだ過ごし易い夏になるのではないかと期待はしています。
夏期講習の最中ですが、しっかりと集中して取り組んでほしいです。
気持ちが乗っていない日も、たまには気合いで乗り越えたいです。