今日は、問題集の使い方(問題演習編)です。(第72号)
問題演習編の学習法をお伝えしていきます。
問題演習型の学習というのは、具体的に言えば以下の3つです。
・数学全般
・英文法、英文読解
・理科の計算分野(食塩水やオームの法則など)
数学と英語
暗記とは違い、「答えをそのまま覚える」ということをやっても意味がないわけです。
では何が重要だったのか。
それは、
「答えを導くまでのプロセスを理解する」ということです。
数学だったら、なぜそのような答えになったのか。
英語だったら、なぜそのような語順で単語を並べたのか。
最終的な答えに至るまでの思考の過程が重要で、
これを体に染み込ませないといけないわけです。
そのためにはひたすら問題演習します。
では具体的な問題演習の仕方です。
数学の問題集を20ページこなす、という設定にしておきます。
STEP1:ノートに問題を一通り解いていく
まずは、ノートを1冊用意して、そのノートに答えを書いていきます。
答えあわせのときに、ただ単純に○×をつけていくのではなく、
「自分がどの程度理解できているのか」を客観視するために、
問題集に印をつけていきます。
以下のように印をつけていきます。
・あと少しで解けそうだったけど、間違えてしまった問題…△
・全くわからなかったけど、解答を読んだら理解できた問題…△
・解答を読んでも理解できない問題…×
この、△または×という印を、
ノートではなく、問題集の問題番号のところに書いていきます。
間違えた問題にだけチェックします。
ノートに問題を解いて印をつける、
という作業を20ページ分やっていきます。
STEP2:△の問題だけをもう1度解きなおす
問題を一通り解き終えたら、2周目に入ります。
2周目からは、だいぶ時間短縮ができます。
△をつけた問題だけもう1度解きなおします。
この△をつけた問題を完璧にすることが、勉強なわけですね。
できないことを出来るようにする。それが勉強です。
そして、また以下のルールに従って、
問題集に印をつけていきます。
・2回目は解けた!という場合…△→○
・また解けなかったという場合…△→△
1回目につけた△という状態が、2回目はどうなったのか。
△が○になったのか、△が△のままなのか。
それを問題集の問題番号のところに書き込みます。
こうして少しずつ△を○に変えていきます。
STEP3:△→△の問題をもう1度解きなおす
さて、ここからはある意味(繰り返し)ですね。
2回やっても解けなかった、でも解けそうな、
△→△の印がついてる問題だけを、もう1度ノートにやり直し。
そして、また以下のルールに従って、
問題集に印をつけていきます。
・3回目は解けた!という場合…△→△→○
・また解けなかったという場合…△→△→△
という感じで、結局は、
最初に△をつけた問題が全て○になるまでやり直します。
めんどくさいって思うかもしれませんが、
回数を重ねるごとに解くべき問題数は少なくなってますから、
思っているほど時間はかかりませんよ。
STEP4:×の問題は、誰かに聞くor捨て
さて、×をつけた問題がまだ残ってますよね。
ずっと放置したままです。
この処理をどうするか。
それは、次回にします。
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編集後記
猛暑日となり、一気に夏を迎えました。松江での今日の最高気温は36℃です。
これからの夏に向けての体調管理は重要です。自分の体をしっかりと理解して、
自分のペースをしっかりとつかんでいきましょう。