今日は、「好奇心型」についてです。(第58号)
これは、勉強する動機付けが内発的なものか外発的なものかによっての分類です。
勉強することの喜びを勉強自体から得ようとするタイプです。
資格を取るとか収入をアップするとか志望校に合格したい、
といった目的を達成する為に勉強するのではないということです。
「ゴールや目標を明確に」しても、しっくりと来ない、やる気が湧かないという、
無欲なタイプの人もいるはずです。
そういう人は、知的好奇心や、一種の達成感を求めて、
必ずしも即効性のある勉強をしなくてもいいはずです。
面白いから勉強するということは、時間も掛かるし、無駄も多く感じられます。
このタイプの勉強法は、無駄は無価値ではありません。
「面白い、興味深いかどうか」を意識して、勉強する意欲を湧かせましょう。
面白くないことを継続するのは、大変ですが、面白いと感じれば継続しやすいといえます。
そこで大切なことは、時間を区切って集中力を維持することです。
朝の1時間の勉強を継続するのがベターなやり方です。
強烈な好奇心と目的達成型の勉強はまず両立しません。
目的達成の為の雑音を排除しなければなりません
そして、
試験などの目的がある場合には、最終段階では、
目的に沿うように自分のスタイルの修正が必要になってきます。
好奇心型で勉強している人が、
目的達成型の人に勝つには、勉強量で凌駕して、
最後に軌道修正して、試験などの目的で成果をあげるしかありません。
本来この方法の出発である勉強する動機の部分が、
試験勉強などとはミスマッチであるので、
こうした調整が必要になってくるのです。
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編集後記
勉強していると、
内容に興味が湧いたり、面白いと感じるのは自然なことだと思います。
それを否定することはなく、自由であっていいはずです。
その好奇心を活かせる場面はあるはずで、排除してしまう必要はありません。
しかし、その好奇心にどっぷり浸かっていては、
目的を達成することは難しくなってしまいます。