数学の勉強法 その2 | 20冊以上の本から学んだ!究極の勉強法!!

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今日は前回に続いて、数学の勉強をする上で重要なコツのお話です。(第33号)
結論からいうと、「解けない問題は答えをみてしまおう」ということです。

どんなに一生懸命考えても、『知らなければ解けない』問題というのはあります。
受験や資格試験では、こういう問題が多いです。
このような問題は、解くために必要な知識が自分の脳にインプットされていなければ、
どんなに一生懸命考えても、絶対に問題は解けません。

知らない漢字の書き取りをいくら考えても分かるものではありません。
同じように数学の問題で解法を知らない問題を、
考えて分かるものではないのです。知らなければ分からない。

自分で解法を見つけても、模範解答の方がはるかに簡単に解けたりします。
成績が全然上がらない子の勉強を見ていると、
このような『知らなければ解けない問題』で、
何時間もウンウンうなって考え込んでいる姿をよく見ます。

確かに、分からない問題に出会った時に『自分で考える』という
プロセスは非常に大切。
このプロセスを踏まないと、記憶の定着が悪くなります。
しかし、だからといって、
解けない問題を何時間も考え込むというのはどうでしょうか。
時間が無限にあるのでしたら、それでもいいのですが、
残念ながら時間は限られてます。
限られた時間内で、出来るだけ多くの事を勉強しなくてはいけない。
分からない問題で何時間も立ち止まる事は、
決して良い事ではないのです。
しかし、全く考えもしないですぐに答えをみてしまうのも
何の勉強にもなりません。

では、どのくらいが一番いいのか?
『5分くらい考えて分からなければ、答えを見てしまおう』
5分間、必死に考え抜いても分からない問題というのは、
『自分がその知識を知らないために解けない問題』
である事がほとんどです。
という事は、その問題を長時間考え込む意味はありません。

さっさと解答を見て、その『自分が知らなかった知識』を知り、
その知識をしっかりと記憶しましょう。
そして、どんどん先に進む事です。
分からない問題で何時間も立ち止まるよりも、
時間を決めてどんどん先に進んでいった方が効率的です。
また、ストレスもかかりません。
みなさんは、長時間勉強しているのに全然ページが進んでない、
なんて事はありませんか?
それは、必要以上に『分からない問題』で立ち止まっているからかもしれません。
一度、自分の勉強スタイルを見直してみましょう。

最後に、
私は、分からない事を考えるという行為を否定している訳ではありません。
自分で解決策を考えることは重要なことです。
しかし、受験勉強に限った場合、
限られた時間内で膨大な試験範囲を終わらせなくてはならないため、
ある程度『効率』を考えなくてはなりません。
そうした時に、『分からない問題』に対して何時間も考え続け、
立ち止まる事は非効率的だという話です。
決して、『自分で考える事』を否定しているわけではありませんので、
その点は気を付けて下さい。
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編集後記
今日のテーマは、数学だけではなく、他教科にも使えるテクニックです。
異論反論があるかもしれませんが、
効率的に勉強を進める上では欠かせないことです。
受験勉強は、時間を掛けて何かを発明したり、発見する訳ではありません。
時間内により正確に問題を処理する能力が必要なのです。
新傾向の問題は、何とか工夫をして考えさせる問題を作っていますが、
基本的にペーパー試験の限界があります。
分からなければ解法を覚える、
使える知識を増やしていく、そういう勉強で対抗していけば大丈夫です。