向く方へ冬と春の狭間で柔らかに沈み込んでゆく傾きもたげた芽は開く先を探し咲き方を求めては眼を凝らすココロが動き始めた音を柔らかな風の中に感じては可能性の種を包む殻を剥いては被せの繰り返し季節を流れてゆく光にほんの少しの勇気を乗せて心の向く方へ今、一歩を踏み出す