向く方へ | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。

冬と春の狭間で
柔らかに沈み込んでゆく傾き
もたげた芽は開く先を探し
咲き方を求めては眼を凝らす

ココロが動き始めた音を
柔らかな風の中に感じては
可能性の種を包む殻を
剥いては被せの繰り返し

季節を流れてゆく光に
ほんの少しの勇気を乗せて
心の向く方へ
今、一歩を踏み出す