「できない」を認める「できる」のため | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。

「できない」を認めるのは
「できる」を増やすため
「できない」と認めることで
「できる」ことが2つも3つも増えるときだけ
それを認め、伝える

早い方がいい
伝えられなかった気持ちが凝り固まる前
伝えてほしかった気持ちがスレ違いに変わる前
その前に

相手の気持ちを底から理解するなんて
ほんとは誰にもできないから
推しはかりすぎないように
寄り添うように
向かい合う気持ちのうちのいくつかと
響きあえるように

自分の「できない」は
相手の「できない」と
質感が違うことを実感しながら

「できない」が増やす「できる」を携え
費やしたい時間を間違えないよう
最初も最後もていねいに
できれば体温のわかる距離を
ていねいに