線路 | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


流れてゆく光を車窓が映し
まもなくまもなくを繰り返す
乗っては降りてを繰り返す

線路と風のつくる音
人の声
衣擦れ
足音

やがて静寂の音は朝もやに溶ける