さよならの代わりに | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


きらめき色づいていた空は

強く望むほどに空回りを塗りかさね

真空パックを作れるほどの息は吐き出せず

とどめておけない不器用を

嘲笑うかのように膨らみ続けた

希望は気泡と消え

色褪せてゆく何かを

焦りと孤独と諦めに委ね

さよならの代わりに