ずっと手をつないでいたかったって話。 | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


今、「ぶらんこ乗り」という本を読んでいる。家族の話。手をつないでいたかったって話。まだ途中。

最近、ドラマを見てると、次のセリフはだいたい分かって、クイズ番組のような変な楽しみ方をしている。ああ、言い回しが違ったか~とかね。

サスペンスは始めの15分くらい見れば犯人が分かってしまう。それを覆す意外なセリフとか意外な犯人とか、そういうのを求めてしまう最近。
変わらない、予想できるって安定の楽しさは、きっと小学校までに飽きたんだ。
「水戸黄門」や「三匹が斬る」より「影の軍団」に面白さを覚えたあの頃に。


それでもやっぱり、変わらないってことはすごいことで、変わってゆく自分の気持ちを、自分の生活を、待ち望んでいるようで、どこか踏み出せないような。

今まで考えもしなかった分野で変わることかできるってことを誰かが教えてくれたり、自分で気づいたり。

「誰かが損をしない」というのはとても難しくて、損したかどうかってのは、たぶん当人にしか分からない。

「みんなが幸せ」ってのも、とてもとても難しい。


けれどもやっぱり

みんなが幸せに

なれたらいいな