大切な人たちが笑いあう
周りの幸せが
自分にとってのこの上ない幸せだと
信じられている幸せ
まるでテレビを見ているように
空間は遠くて
無音になったり騒音になったりする
目の前の叫び声や泣き声を
消せたらいいなと思ったあの頃から
空間も時間も
時々テレビになる
だのにリモコンは無くて
チャンネルは変えられない
嬉しさを感じられる悲しさに
笑いが止まらなくなり
悲しさを感じられる嬉しさに
涙が止まらなくなる
もう忘れてしまったよ
まっすぐな何か
分かっているのは
リモコンでは変えることも買うこともできないってことだけ