標の雫の傘を借り光の音訪れた朝浅く露を吸う数時間ほど前までは出始めていた棘を嫌い雷鳴にさえ怯えていた至らない声の先咲き誇る者たち立ち止まっている軒下に他人のいける先を問う到底わからぬ結末は翼の重荷かあまつさえ遮るものにも目を見張る遥かな空の雲間から身体を包み込むような頷く大地の微笑みを実をつけていく木々に知る