手に入れたものは何も | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


かしわ演劇祭も間近になってきまして、家事一切を放棄して暮らす今日この頃。

時間は限られているし、その時間と空間の中で自分の最大限を出せるかといったら、全然できてないし、色々な心配事を言い訳に、逃げたり置き去りにしたりして。

みんな同じように限られた時間というけれど、長さって一人ひとり違うと思う。

いつの間にか呼び起こせなくなる感情。いつまでも忘れることのない想い。

ばらばら。

その散らばった欠片たちは、これから出逢う人たちが持っている。いま出逢えている人たちも持っている。
離れていった人が持って行ってしまった分も、ちゃんと、大事に持っている。

大丈夫。

きみのことを信頼している人がいる限り、きみが自分自身を諦めなければ大丈夫だから。