光 | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


満員電車の

肩と肩と頭と頭の間から

時々のぞく光と空

遮るものがないとき

そこら中に広がっているとき

当たり前すぎて

帽子やカーテンでふさいだりもする

それなのに

時々しか見えなくなると

次に見えるのが待ち遠しく

遮るものが煩わしく

見えない見たい

見えた見えない

そればかり