例えば誰かが泣くほどに | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


例えば誰かが泣くほどに

仮に誰かが笑えるならば

できることなら前者でありたい


誰かの涙で満たされた 湯船に浸かって汗流す

自らも見ず水流す

きっと身体は軽いだろう

たぶん心は浮くだろう

そして今日は重いだろう

さらに明日を想うだろう

積み重ねてきた罪を問い

摘み束ねてきた過去を疎む

憂いで溢れた心は

人の隣で優しさに変わる


例えば自分が泣くほどに

仮にあなたが笑えるとしても

できることなら一緒に泣きたい

そして一緒に笑いたい