これはただの思い付きです。
頭でイメージしていたことを、まとめるために文章にします。
「森の管理者」っていう職業をつくるんです。
人からは、「守人(もりびと)」とか、「森の守り人」とか呼ばれるのもかっこいいなと思います。
主となる仕事内容は、森を守ること。
自然の循環を守り、維持していくこと。
その一帯に住む動物と植物の管理をすること。
その仕事は、個人でやってもいいし、家族でやってもいい。
仕事は毎日やってもいいし、ロシアのダーチャみたいに週末だけとか、夏休みだけとかでもいい。
1個人、または1世帯で1ヘクタールの土地を管理する。
期間は最低5年間。(ロシアの極東1ha法の真似です。)
そして、5年間管理したら、5年前と5年後の様子を林野庁や環境省といった政府機関に発表する。
5年間これだけの自然を育み、守りましたと報告する。
その活動が認められたら、引き続きその場所を守っていく、または別の場所の守り人として移動してもいい。
5年もそこで管理者としての仕事をするので、守り人同士が集まった1区画の中心(または適切な場所)に、保育所を作る。
できれば学校も作れたらいいな。
管理者は基本的に自給自足で生活してもらう。
でも、畑作りが苦手な人もいるだろうから、集会所みたいな場所で野菜とか何かを販売したり交換したり出来るようにしておく。
生涯にわたって管理者の仕事をすることが出来る。
そして、管理者と同世帯の子が望むなら、同じ土地を引き続き管理することが出来るようにする。
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山を所有しているけど、直接管理できない人のために、代わりに管理するのが仕事の「森の管理者」制度。
これで、荒れた森林問題は解決の方向に行くんじゃないかな。
それに、森を管理して森に恵みを取り戻すことで、緑化活動にもなるし、餌を求めてさまよい路上でひかれてしまったりする動物を守ることも出来る。
動物がお腹が空いて人里に下りることなく、森の中で食べていけるようにする。
そして、人と関わるのが苦手な人でも、出来る仕事(のはず)。
職業難解消にもなる。
その管理する土地で、自分たちが支給自足する分以上に収穫した野菜、果物、穀物、木材等を売れば、日本の自給率のアップにもつながる。
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管理者は、最低5年間、自ら開拓・管理しなければならない。
管理者は、対価を払い他人を雇って代わりに働かせてはならない。
1haのうち、2分の1以上は森でなければならない。
1世帯1haのみで、複数の土地を管理してはならない。
婚姻などで世帯が分かれて、別の土地に移るのはOK。
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上から見たら、テレビでやる「ぽつんと一軒家」の集合体のような感じになるでしょうね。
もしこの案が実現したら、もっと煮詰めて考えることはたくさんありそうです…。
職業にすると、税金とか納める仕組みに組みこまれてしまうのかもしれませんね…。
そこは、森の管理者を守るような法律を作る、理解ある政治家が生まれてくれたらいいなと思います。
日本は森が多いので森の管理者ですが、砂漠では「砂漠の開拓者」とかいうものがあってもいいかもしれません。
砂漠を緑化できるなら、その国の政府が応援してくれるんじゃないかなぁ…。
森の管理者は、水質や土壌汚染になるようなものを持ち込まない、生み出さないという決まりがあっても良いですね。
いつかロシアが国政でやっているオーガニック品を輸出するようになったとき、
日本はいまだに農薬づけ作物で、しかも年々作り手が減っていくというような状況では、輸入に円がたくさんかかってしまいます。
そんなとき、国産の安心安全なオーガニックの作物を手に入れられる状態にできたらいいですね。
最初は重労働でしょうが、日本全国のアナスタシア読者がネットワークを組んで、余った種や増えた苗を必要なところが受け取れる仕組みも作れれば、数年後にはなんとか食べていける状態は作れると思います。
知識の交換とかもいいですね。
そして日本での森の管理者や、ロシア等の極東開拓者がモデルとなって、世界中で管理者や開拓者が真似されて作られていってほしいと思います。
森の開拓者、どうやったら作れるかな。