「正欲」という映画を勇気を出してNetflixで見てみた件。 | 【全国対応:名古屋の求人広告代理店】株式会社求人企画/取締役社長カメラマン森亜衣の戯言!

【全国対応:名古屋の求人広告代理店】株式会社求人企画/取締役社長カメラマン森亜衣の戯言!

企業と人との出会いを応援する求人のお手伝いをしています。バイトル・dodaなど求人媒体や、HP制作、SNS講座や採用動画制作など採用に関わることは全面的にサポートします!スタッフが更新中!時々、森亜衣も登場✨【HP】https://kyujinkikaku.co.jp/

 

 

 

正直見るのが怖かった。

 

 

 

性的マイノリティの生きづらさや

ジャニーズ問題で取り上げられた

小児性愛者(小児性加害者が正しい表記な気もするが)が

絡んでいるというテーマをどこかで聞いてて

 

性加害が擁護されているような内容だったら

憤怒で夜も寝れなくなるし

生々しい表現とかもカミソリのように

胸の奥を切り裂いてくる恐れがあったし

 

 

映像も暗めだし恐る恐る停止しながら

少しづつ勇気を出して10分ごとに見るようなレベル。

 

そんな心配は綺麗に裏切られる優しさもある映画だった。

 

 

 

 

 

マジョリティの中のマイノリティの生きづらさ

それでも繋がりあってゆく心の動きも丁寧に描き

最終的にマジョリティ側の

稲垣五郎さん演じる検察官と

マイノリティ側にいる

新垣結衣さん演じる女性との対話

 

普通の人たちに紛れながら

擬態しながら頑張って生きてる人たちを

まるでいないかのように

稲垣吾郎さんが演じる普通の人っぷりの描き方と

その嫌なところが自然で

その彼が最後のシーンで受けた傷のような表情が素敵だった。

 

 

 

話の通じなさとか

よく表現されてて良かったな。

 

 

 

 

 

 

劇中のつぶやきのようなセリフ。

 

 

 

 

自然に生きられる人にからしたら

この世界は凄く楽しい場所なんだと思う

 

私が傷つくひとつひとつが楽しくて

 

 

私もそういう目線で

世の中を歩いてみたかった

 

一生に一度でいいから。

 

 

 

『自分が話てるかと思ってびっくりした』

 

 

 

 

 

磯村勇斗さん演じる聴き手の男性と

同じタイミングで私自身も同じ言葉を発してしまった。

 

 

 

 

 

男性から性的搾取対象と見られる事に

恐怖を覚えるという女性の声も美しかった。

 

可愛いとか言われたら喜ばなくてはいけない空気が漂うこの世界で

内心気持ち悪いとしか思っていない自分の生きづらさが投影されてて。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんななので

ついでなので少し自分の話。

 

 

 

 

私自身もずっと自分の生きづらさを何なんだろうと思っていた。

 

 

 

 

 

けれども、最近LGBTの知識とかが広まってきて調べてみたら、

私のセクシャリティはどうやらデミセクシャルと言うものらしい。

 

 

ひもといてみると、まぁ対等な関係性があって、信頼関係が構築され、

時間をかけ恋人同士と言う状態にならなければ

性欲が発生しないというセクシャリティだそうだ。

 

 

 

 

自分では凄い普通だと思っている。

え?世間的にもこれって普通じゃね??って思っていた。

 

 

 

 

 

性愛領域外で普通に生きる上では仕事さえあればそこまで困まらないし

親友になってから恋人になって結婚してくれた夫と一緒になって安定したし

もう性的なあちら側とは無関係なまま私は死んでいければと思っている。

 

 

 

 

が、色々理解がすすんでいくのは良きかな、と思って

少しだけ記録的に書いてみるの巻。

 

 

 

 

 

デミセクシャルというマイノリティの噛み砕いて何が辛いのかっていうと

現実世界で会ったばかりの人や知り合っただけで信頼関係すら構築できてない人に

性的欲求を持つという心理がそもそも共感を持って認識できない。

 

頭では存在するらしいと理解出来ても感覚がそもそも自分にない。

 

 

 

もちろんおしゃれな人や立ち居振る舞いが素敵な人を見れば

素敵だなーって惹かれたりお話したくなったりする。

 

近しい趣味や立場の人には意見を聞いたりしてみたいし

全然違うタイプの人の世界観とかも興味があって知りたいと思う。

 

 

とはいえ一般的な感覚に合わせて例えるなら

「あのアルパカはおしゃれで素敵」

「あのライオンはもふもふしてて触りたい」

みたいな感覚に近い感じで近づいていたりするので

 

「ではセックスしたいですか?」という質問がきたら

は?あなた頭がおかしいんですか?って聞き返したくなる状態と言えばいいのか。

 

 

 

※獣を相手に出来る感覚の方には不適切で申し訳ない。

 

 

 

 

そんな訳でまずは人間同士でわかり合ってからの向こう側にしか

(例え無人島に流されても2、3週間ぐらいは必要だろうと思う)

私にとって現実世界の性的な接触はまずあり得ないので

よく世間に言うワンナイトだとか合コンお持ち帰り的な話も

かなり一部のちょっとバグってる頭のおかしなDQNの話ってイメージ。

 

 

が、なぜかそんな恐ろしい人たちが

マジョリティ的にドヤってる場面に遭遇する事がある訳だ。

 

 

 

 

 

 

 

これが内心では恐怖。

それはもうかなり恐怖でしかない。

 

 

 

その恐怖とはずっと戦いながら理解する努力もしたし

共生して馴染む努力をしたり擬態したり合わせたり

上手く対応する術を身につけようと結構我ながら

頑張って生きてきたと思う。

 

 

 

 

だが申し訳ないが現実的に軽い関係が持てる人は私にはあたおかに見えている。

ファンタジーの上なら全然思想は自由だと思うし誰にも迷惑かけてなきゃいいけど

同意も曖昧なままの信頼関係もない人に性的に触るとか私には気持ち悪いしかない。

 

とはいえ本人同士に同意があって楽しんでるなら勝手にすればいいと思う。

 

 

 

 

しかし同意もなく性的接触を試みるようなガチの性犯罪者に遭遇したりする時は

それが罷り間違って自分自身を搾取対象として狙われ攻撃された場合は

心身共に深刻なダメージを食らって色々な病気になったりしてシャレにならない。

 

 

思春期には拒食症になり頭を坊主にして男装して生きてたし

PTSDやうつ病になるレベルの遭遇も数年前にもあった。

 

 

 

 

 

死にたいと殺したいをシーソーのように行ったり来たりする感覚。

 

 

 

 

 

 

こればっかりはもう合わせようにも合わせられない。

生まれ持ったものは自分の努力で変えられようもない。

 

 

 

恐怖を克服する為に対策や努力や交わし方を

一生懸命学んでみた時期もあるし

疲れて諦めて引き篭ったりする時期もある。

 

 

とはいえ変わらないこの感覚を少しづつ隠しながら

一生懸命周囲に話だけ合わせたりしながら

時々出しては引っ込めつつ疲れながら生きてきた。

 

 

 

 

倫理観に縛られてるとか正しい事を言っているとかではなくて

単純に私自身はこうだなっていう話。

 

 

 

別に性風俗やらマッチングアプリだとか

色々あるのは仕組みとしては知ってるし

お仕事として関わってる方は

本当に観音様のように幸せを与える

感謝すべき存在だと思う。

 

 

お仕事の領域の事は生きる糧を得る別の話で私には大変知っていきたい世界なので

興味を持って知らない世界は出来る範囲で知っていければとは思っている。

※とはいえ求人のお仕事としては方針としてお断りをしている。

 

 

 

 

もちろん色んな人の意見があるし

色んな立場や感覚があるのはわかるので

珍しい話を聞く分には色々な人がいるねって感じだし

セックスワーカーの経験がある友人の話を聞くのも面白いものである。

 

 

 

これがそんな価値観を自分に押し付けてくるやんって感じた日には

ただただ逃げ出したいだけな心持ちを押し殺して笑っている。

 

 

身持ちが固いとか奥手とかで若い頃は乗り切れても

実際には育ちや貞操観念とかでそうなってる訳でもないので

年を食った分、余計に辛いシーンとかもある。

 

 

 

とっても頑張っているが辛い。

 

性欲なんてあって当たり前という考え方が

一般的な思想だと押し付けられるのもかなりの苦痛であり苦行。

 

 

 

 

挙句に何故か性的搾取対象として女性を扱うと女性が喜ぶと思い込んでる人や

頼んでもいないのに性的ルッキズムの土俵に無断で勝手上げて批評したがる人

モテるモテない美しい美しくないの領域だけで存在の価値を測ろうとする人

勝手に自分自身が恋愛対象に入っていると思い込む謎行動をする人すらいる。

 

 

男女問わず。もちろん思想は勝手ですが攻撃されるとダメージ。。

 

 

年齢を重ねて女性としての価値も下がったという判断されるのか

若い頃よりより遠慮もなく無神経に領域を踏み躙られるようになったな、と感じる事も。

 

 

 

そして鈍感であれという圧力。

クリエイターは繊細だからクリエイターなんっす。

一回一回ちゃんと傷ついて休息して癒して息して生きているんです。

 

 

 

時々食べているものを吐き出したくなるほど気持ち悪い事もある。

酒でも飲んでないと話すのは無理だーと思うシーンも。

 

 

 

 

 

 


 

 

そうやって色んな場所から逃げ回って生きている。

 

これからもきっと色んな場所から逃げ回って生きていくのだろうと思う。

 

 

 

 

 

 

とはいえ仕事をするという事を喜びに感じている私には

仕事領域でそれが起こると死活問題になってくる訳だ。

 

 

プライベートであれば逃げればなんとかなる場面も多いけど

せめて仕事をする領域ではそんな恐怖がないように

企業側にセクシャルハラスメント対策をと訴えてるのは

もちろん一般的に働きやすい環境がある場所を増やしたいのもあるけど

自分自身がその場に一発でいられなくなる案件だからでもある。

 

そこには強く共感できるからである。

 

 

 

 

ハラスメント対策についての記事はこちら♪

 

 

もちろん私自身も自分では理解できない領域の価値観や考え方も

まだまだ沢山あると思うので至らない部分も多い中で

今後とも理解を深めていけれればいいなと学んでいけたらと思う。

頑張って外にでたり人に会ったりしてるのはその為だし。

 

 

そっち側、あっち側。

混ざり合って理解し合って丁寧に気を遣って共生しつつ

助け合って社会が成り立っていければいいと思うだけだから。

 

 

 

 

とはいえ見る人によってきっと

色々な視点から見れる映画だと思うので

機会があったら見てみて欲しいなと思った素敵な作品。

 

 

 

 

 

誰にとっても少し後ろめたいもの。

 

 

いったん立ち止まって

少し考えてみたくなる

人にトリガーを与える作品は

素晴らしいものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ついつい何度も見てしまうし何度も反芻してしまう良き映画でした。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

キラキラ毎週(月)おトクな情報を配信中!