そこの病院は婦人科がなかったので、翌日改めて別の産婦人科病院へ行きました。
田舎の病院です。
院長先生は外科、妻の副院長先生は産婦人科、2人で切り盛りしている病院です。
兄も私も従兄弟も、みーんなこの病院で生まれました。

私が生まれる時のこと。
陣痛が始まった母はここへやってきて「お腹が痛い」と言ったらば。
院長先生が「うーん、それは盲腸かもしれない」と言ったそうです。

すると先生、私は盲腸が大きくなったものですか?


この先生2人、今でも私は大変恨んでいます。目の前にいたら首しめるわ。そうしていい権利が私にはあると思うぞ。
それにこんな病院に連れていった親にも、怒っています。
「あの先生ちょっとヤブだから」
って、そんなところへ何故連れていったの(;_;)


再度エコーをとられ、女先生にかなりひどい状態だと言われました。
「腹腔内が腫瘍で埋め尽くされていて、
お腹の大動脈は圧迫されてねじ曲がっていて、
腫瘍が周りの臓器を圧迫して
もう周囲から組織液が染み出している状態」

「発見があと1週間遅かったら
衰弱して手術もできない状態だったかもしれない」

・ ・・腫瘍が大きすぎて内臓圧迫で衰弱死寸前? 面妖な響き。
うーん、元気なんですけど。

それからこうも言われました。

「ガンかもしれない」

あのさー。
そんなに大きな腫瘍がガンだったらさー、私、とっくの昔に死んでるのでは?
中学の時にはもうそこそこ大きかったのだから、この腫瘍はもしかしたら小学生の頃から育ててたようだし。
だいたい高校生の娘に、いきなりさらっと、そういうこと言うかい?

親も別に呼ばれて同じ事を言われて、かなりビビッてたらしいですけど、私は別の意味でビビッてました。

この病院で、だいじょぶなん?


翌日入院、体調が落ち着くのを待って手術だそうで。落ち着いてるんですけどー。