去る2026年2月15日、埼玉新都市交通、通称ニューシャトルで長年にわたり活躍してきた1050系が後輩の2020系に置き換えられる形で引退となりました。
残念ながら私は八王子に居た為ラストランに立ち会うことは叶いませんでしたが、これまで幼少期からニューシャトルの沿線で育った身として、この形式についての思い出や想いを振り返っていこうかなと思います。
1050系は1990年の内宿延伸開業の際に導入が開始されました。既にニューシャトルでは主力車両1000系が居ましたが、1050系は外装デザインを変更したため、別形式と扱われることになりました。しかし制御装置は1000系と同じものが使用されており、予備部品も共通化されていました。そのため完全に別形式とまでは行かなかった車両です。
また、1990年の他の鉄道会社ではVVVFインバータ制御など新制御装置が続々と実用化されていった中で、1050系は1000系と機器を揃えたため、後年の増備でも結果的に引退を早める要因となっていきました。
ここからはWikipediaや私が撮った写真を交えながら解説していこうと思います。
まずは1990年製の50編成。こちらは先ほども触れた内宿延伸時に導入された車両で、1050系最古参車両です。導入当初はマルーンや赤の配色が施されていましたが、鉄道博物館開館によるニューシャトルのイメージアップの一環で塗装が水色基調のものに変更されました。
スノープラウも他編成と異なる平面タイプのもので、同編成の特徴でもありました。またこの編成は両端先頭車に冷房装置が1台のみの搭載だったため、ニューシャトル唯一の弱冷房車でした。
2020系24編成に置き換えられる形で2018年に引退予定でしたが、2000系の脱線事故による長期離脱の影響で2019年末まで活躍することとなりました。2020年に搬出されています。
次に51編成です。1994年の増発分として4年越しの増備となりました。塗装は50編成と似た姿でしたが、両先頭車の冷房は2基へと変更されています。
この編成も2008年、鉄道博物館開業1周年を記念し赤色基調の塗装に変更されています。
2020年に2020系25編成に置き換えられ運用離脱、その後2021年に搬出されています。
尚、後述する52編成、53編成は改造により前面の表示器が埋められた為、オリジナルな姿を残す最後の1050系でもありました。
続いて52編成です。1998年の増発分として導入されました。50編成との車齢は8年差です。この編成は当初黄色基調の塗装で登場しましたが、2013年に新幹線200系を模した緑基調の塗装へと変更されています。個人的に52編成はこの色のイメージが強いです。
2019年からは今後数年間の暫定活躍が約束され、外装の簡易リニューアルが行われました。これにより前面の表示器が埋められ、塗装も2020系イメージのものに変更されました。
その後2020系26編成に置き換えられ2024年に定期運用から離脱後、2026年2月に搬出されています。
晩年は比較的稼働率が高かったので私も何度も訪問しにいきました。
そして53編成。導入は1999年と1050系で1番新しく、近隣を走るJR宇都宮線、高崎線のE231系とは1年差しか変わりません。この編成は当時1000系に進められていた黄色と緑の統一カラーで登場しました。その後2013年にニューシャトル開業30周年を記念し1000系の初代色へと復刻されました。この時に前面に稲妻マークを貼るため、表示器が埋められました。
ロゴが変更されてもなお塗装は継続していましたが、2019年に52編成と同じく、2020系イメージの塗装へと変更されています。
この編成はニューシャトルの運用削減に伴い2022年に定期運用を引退、以降は予備の予備車として滅多に本線に出てくることはありませんでした。
そして2026年2月15日、同じく26編成に置き換えられる形で離脱。ラストラン臨時列車を以て引退となりました。
ここまで1050系各編成の概要について紹介してきました。次回の記事では1050系を置き換えた26編成の簡単な紹介を挟みつつ、私が見てきた1050系の活躍を振り返っていこうかなと思います。
今回、Wikipediaより多数画像を引用しております。ご了承ください。それでは、後編もお楽しみに。




































